なぜだか忘れてしまうこと



なぜだか忘れてしまうこと


今日という日は 二度とやってこないということ

大切な人も いつかはいなくなるということ

自分も いつかはいなくなるということ

当たり前のこと


自分が食したもので 自分が作られているということ

水をやらなければ 植物は枯れるということ

掃除をしなければ 埃がたまるということ


学ばなければ 理解できないということ

理解できたとしても 役に立つとは限らないということ

役に立たないことにも 価値を感じるということ


本や講演や目の前の人から

何か素晴らしい解決策を授かったと感じるときは

もともと自分のなかで答えを持っているものだ

だからこそ 心に染み込むものだ


当たり前のことは 忘れがちだから

当たり前のことを 教わりたい

何度でも 



いつまでも 無駄話をしていたい

いつまでも 空に浮かんでいたい

いつまでも 旅を続けよう



場所はどこでも 構わない

話題はなんでも 構わない

君が 想い起こせるだけ

僕が イメージできるだけ


西洋てきな考えでは 物事はどこまでも分解されていく

君と僕や あれとこれが 異なるように

東洋てきな考えでは 物事は統合されていくらしい

あれもこれも 全ては同じこと

君も 僕も 一つに還るだけ


また 無駄話



今日という日は 二度とやってこないということ

大切な人も いつかはいなくなるということ

自分も いつかはいなくなるということ


なぜだか忘れてしまうこと






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