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妄ツイ、ありがとう。


思い返せば2017年5月、ですかね。

Twitterで山下美月ちゃんの画像の収集をしていた僕は(もう気持ち悪い)

たまたま妄ツイに出会いました。

それから約半年、気づいたら妄ツイ師になってました。

正直よく覚えてないんです。

君つくを書き始めたきっかけとか、アカウント作ったときにどういう気持ちだったのかとか、なんで逃げ美月っていう名前にしたのかとか。

それらしき事実を当てはめることはできるんですが(実際に妄ツイを始めた経緯を記事にしたこともあるし)

どうにもそれは作り物であるような気がしてならなくて、ほんまにこんな感じやったかな?って自分の中で確信が持てないところもあるんです。

それくらい時が経ったってことなんですかね。

でもそれ以上に、自分の中で大きな転機を迎えたときって案外、曖昧で薄っすらな記憶しか残ってないくらい軽い気持ちから始まるんだなって、今振り返るとそう思います。

肩の力全く入ってなくて、それこそアイドルで妄想するなんて少なくとも僕の中ではめちゃめちゃ恥ずかしいことですから、他言するわけでもなく、ひっそりとね。

だから2年半後、こんなに沢山の作品を書いて、こんなに沢山の方と巡り会えて

今この文章を書いているなんてことは、想像すらしていませんでした。

君つく書いたらすぐにやめようと思ってましたから。

友だち作ろうなんて全く思ってませんでしたから。

結果的に僕は妄ツイ界という、問題だらけで、気持ちが悪くて

しかし愛すべきこの界隈で沢山のものを得ることができました。

これは誰がなんと言おうと、僕自身がそう思っているのだから、否定されようのないことです。

多分、一番大きいのはここで出会った仲間の存在になるんでしょうが、文章を書く、ストーリーを考えるといったスキルが多少なりとも身についたことも

今後の人生のどこかで活かしたいなと、割と本気で思ったりもしてます。せっかく2年半もやってきたことですからね。

妄ツイを始めて良かったです。

読むだけじゃなくて、書く側に回れて、本当に良かったです。

大学生という貴重な時間の大半をアイドルの妄想に費やしてしまった割には、とてもとても充実した日々を送ることができたと思います。

だってね、僕が妄ツイをせずに普通の陰キャとして学生生活を送っていたら、何百人、何千人という方に少しのお楽しみを届けるなんてことは絶対に出来なかったわけですから。

それどころか、来月から僕は会社に就職するんですけど、多分あんまり出世とかできないし

この先の人生通じても、こんな風に多くの方に支えてもらえるような人間にはもうなれないと思うんですよね。

そう考えたら、貴重な経験させてもらったなぁって。

『承認欲求』という言葉は悪いように言われることが多いですが、多くの方に自分を認めてもらえたらそりゃあ嬉しいですし

その方々のためにがんばることって、大事なことだと思うんですよ。

これは妄ツイに限らずです。

今までの僕は、強烈に承認欲求が満たされるような経験を何一つしてこなかったので、応援してくれる人のためにがんばろうなんて気持ちは知らなかったわけで

妄ツイを始めたからそういう気待ちを知れたわけで

だから、とても有意義だったなと、僕はそう感じているんです。

それに、妄ツイを始めなかったら、小学校卒業と同時に地元を離れて中高一貫の大学付属校に進学した僕は、コミュニティがそこしかなくて、多分これからもそうだったと思うんです。

本当にもう、同じ学校の、同じ学年の人だけ。ずっと同じ人とばっかり遊んでますからね。

だけど妄ツイを始めたから、生まれたところも、年齢も、育った環境も、全く違う人とこうして繋がれて、実際に会って、今では当たり前のように遊んでます。

" ネッ友 " じゃなくて、" 友だち " なんです、僕の中で、彼らは。

これって、狭いコミュニティで生きてきた自分にとって、本当に本当に大きなことだったんです。

今でもしみじみ感じることありますからね。

田村、しーくん、あめちゃらと遊んでるとき、しきちゃんとLINEしてるとき、もっくんのキャスを聴いてるとき

「あー、こいつら、俺が妄ツイ始めんかったら一生関わることなかったんやろな」

って、ふと思うんですよ。

これすごくないですか?

妄ツイを始める始めないっていう、人生において全く影響を及ぼさなさそうな選択ひとつで、一生出会えなかったであろう人たちと友だちになれたんですよ?

いや、もちろん僕が妄ツイを始めず、例えばその時間を新しいバイトだったり他の何かに使っていれば、そこで出会った人たちに対して同じことを思っただろうし

実際に僕がしなかった選択のせいで出会えなかった、でも素敵な仲間になれたであろう人はこの世に絶対に存在するはずなんです。

でもそんなこと分からないじゃないですか。

人生は選択の連続で、僕はこの界隈に飛び込むことを選んで、みんなと出会った。

これが僕にとって、1つ大きなもので、かつ大切なものであればそれでいいと思います。

読者の皆さんだってそうですよ。

僕の作品を読んで、「天才」とか「生きがい」とか言ってくださる方がいるっていうのも奇跡的なことだなって。

(ちなみに生きがいは本当に言い過ぎなので、他の生きがいを見つけることを強くオススメします。笑)

さっきも言いましたけど、僕はそんな言葉が見合うような人間ではとてもないですし、なるための努力もできないような人間なので

" アイドルで妄想する " 、この一点のみが、このような評価をいただける唯一の世界線だったと思うんです。

だから奇跡的だなって思います。

特技がアイドルで妄想することってどんな人生やねんって思いますけど、仕方ないじゃないですか。笑

それにすら気づけぬまま死ぬよりはマシです笑

フォロワー数で言うと3000人以上、それくらい多くの方に細やかなお楽しみ、いや暇つぶし程度かな

何でもいいけど、手に取ってもらえるようなコンテンツを発信できたことが僕にとっては本当に喜ばしいことなので。

ほんと、そんな人生じゃなかったし、そんな人間でもないので。

なんとでも言ってください、ネットでイキってるだけとか、リアルは残念とか。実際そうなんでね笑

ネットでぐらいイキらせろよって本気で思ってます。ネット弁慶万歳!!

妄ツイというコンテンツは未だにものすごい気持ちの悪いコンテンツだと思ってるし、罪悪感みたいなものは絶対に拭えないし

時々「俺何してんねやろ…」って思うことも多々あるんですけど、本当にやれて良かったなって。

そりゃあ僕だってこんなことしてないで、本当にみづゅと付き合ったりしたいですよ。

甲子園にも行きたかったし、プロ野球選手にもなりたかったし、学歴も職歴も、もっと社会的に上とされる存在であれたらどんなに良かったかとは常々思います。

職歴はこれからの俺次第やけども。

そんな大きなことじゃなくても、小さい頃からクラスの人気者で、学生生活を謳歌して、そんな当たり前の青春を過ごしたかったなという気持ちや

そうなれなかったことに対する自己嫌悪とかコンプレックスは多分一生消えないと思うんですけど

それらは妄ツイをやってる自分を否定する材料にはならなくて、せめてネットの世界でだけでも幸せに生きられて良かったなって、心からそう思います。笑

強がってるんじゃないですよ、いや、強がってるみたいに見えるのは分かるけどマジで思ってることやから。

皆さんのおかげです、本当に。

僕の作品を読んでくださって、評価してくださる皆さんのおかげで、2年半楽しめました。

本当はずっと妄ツイ続けて、ずっとネットでイキってたいんですけどね、そんなわけにもいきませんから。

ここで学んだこと、経験したこと、感じたこと、得られたもの、それらを活かして次のステージでがんばりたいと思います。

多分、多くの妄ツイ師さんはこんな風には思ってないので全然共感できないことだと思うんですけど、僕が妄ツイを通じて得た所感はこんなところです。

少なくとも、趣味や暇つぶし以上の思い入れはありました。

恥ずかしいけど、本当のことなのでね、言っちゃいます。

ぶっちゃけかなり真剣にやってましたからね、こんなことを笑

その割には全然大した作品を書けなかったなぁ…という観点では悔いが残りますが、これは仕方がないこと。

能力には個人差というものがありますからね。

ここまで読んでくださっている方はかなり少ないと予想しています。

大体の人は卑屈モードに入ったくらいで読むのやめてるかなと。

妄ツイ始めてから一番、読み手のことを考えずに文章書いてるかも笑

現役妄ツイ師の皆さん、これからも界隈を盛り上げてください。

いち読者として楽しみにしております。

それから、もし僕の言葉に共感してくださっている方がいるならば、その方は今、自分のやっていることを誇りに思ってくださいね。

少なくとも、自分の中では恥ずかしがらないでください。

そして、対外的には思いっきり恥じてください。貴方は異常者です←

とはいえ、自分で話考えて書いてるわけですから、趣味にしては随分と生産的だなとは思いますけどね。

それでは、こんなところで。

2年半、本当にありがとうございました。

逃げ美月でした。




…美月を好きにならなければ何も始まってなかったって考えたら、一番感謝を伝えるべきなのは山下美月さんなのかもしれないけど

彼女に対しては正直なところ、妄想しまくって本当にごめんなさいという感じです。

エロ妄ツイも読みまくってたしな…。

僕じゃない誰かと幸せな人生を送ってください。

本気で好きだけど、それはあなたの素敵な、これからもっともっと輝くであろう人生には全く関係のないことだから。

でも、ありがとうございました。


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