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私がイメコン沼に沈み込んだ理由 〜自問自答×イメコン〜
自分の中で、いろんな整理がついたので、節目のnoteです。
「なんでそんなイメコン受けてるの?」とたまに聞かれます。今となっては趣味だから・オタクだからなのですが……。
なぜ、沈み込んでしまったんだろう?
どうしてこんなにもたくさんの診断を受けたんだろう?
と考えても、あまり明確な答えは出せず、
納得いく診断にずっと出会えなかったからかな?とあいまいに答えていました。途中からはフォロワーさんが受けている診断が気になって……とか、客観的な自分の見え方が知りたくて……とかいろいろあったのですが、まあそれは置いておいて。
何が不満だったのか?というと、
自分がお洋服を選ぶ際のジャッジ基準にピッタリとハマるものにずっと出会えなかったのが一番です。
似たようなデザインを二つ並べたときに、こっちは良くてなんでこっちはイマイチに感じるんだろう?
テイストや色どうこうではなく、私のお洋服には何か一貫した規則性がある気がする……でもそれが何なのか自分ではわからない。
お洋服を買っては捨て、買っては捨て、ワンシーズンで着なくなるお洋服はあるのに、何の変哲もなさそうなリブニットやトップスが何年も生き残っている。
この子たちは一体なんなんだろう……?何者なんだろう???
それがずっと不思議で、答えを探していました。
おかげさまで、自分の感覚にピッタリとハマるサロンさんに出会うことができ、
私がお洋服を選ぶ際は「テイスト」や「色」だけではなく、質感、素材、配色、重心の置き方、着こなしなどなど、いろんなことを気にしていることがわかりました。
私が思う「しっくりこないな」といった感覚を理論的に説明できる診断に出会えたことで、自分の中でのイメコン迷子の日々には終止符を打てました。
ですが、私がイメコン迷子だったのは「納得いく診断結果を出してくれるサロンさんに出会えなかったから」だけではなかったことに、最近になってようやく気づきました。
もちろん、もっと早く出会えていれば、問題の解決はもっともっと早く進んだかもしれない。でも問題はそこじゃないなと思います。
私がずっと迷子だったのは
自分が何を求めているのかがよくわからなかったから
です。
詳しく言うと、
自分がファッションに何を求めているのかが、自分でわからなかったから
自分が言う「似合う」が何を意味しているのか、自分でもわからなかったから
自分が大事にしている価値観や考え方を整理しきれていなかったから
え?全部内面の話じゃん、と思われるかもしれませんが、そうです。
似合うものを身につけたい、の「似合う」って?私にとっての似合うって何?私らしいって何?私は何を重要視しているの?どういう運用をしたいのーー?
もしかしたら、ここの整理を一番最初にすべきだったのかもしれません。気づくのが遅かったですね……。
イメコン沼の一介の住人として、いろいろな診断を受けてきました。いろんな提案を受けました。そのたびに結果に振り回されてきました。
納得いかない診断もたくさんあります。気づいてなかっただけで、私にとっての正解があったからです。
もちろん、スタンスや重視するものがちがえば、正解やよしとするものが変わるのだとは思いますが、「自分のスタンス」をきちんと明確にすることが大事だったのだなと、今になって思います。
イメコン始めたてのときは、内面とは切り離して外面だけ見てほしい!!!!!似合うと気持ちの面は別!!!!!って思ってたけど、毎日人に服着せてもらうならまだしも、自分の意思で服着るなら、自分の内面やライフスタイルに合ってないとなんにもならないよな、と今は思う
— みず乃 (@mizu_no_fashion) September 24, 2023
最初のうちは、イメコンは外見だけの話で、内面や好きを混ぜ込ませちゃダメだと思っていました。客観的な視点が欲しい、そう思います。だからプロの手を借りているので。
でも、結果を選び取るのも、実際にお洋服を着るのも自分です。
結果が気に入らないと、そもそも取り入れられないんです。私が「しっくりこない」と言えば、その瞬間に私の中では「ちがう」に振り分けられてしまう。それが怖い私は、すべての結果を大事にしていたのですが……。
いろんな理由をつけて、自分を納得させて、すべての結果を意味のあるものにしたかった。お金を払ったことを後悔したくなかった。
だから全ての結果を同じぐらい取り入れようとして、でもうまくできず、どっちつかずで宙ぶらりんな状態でいました。
下のnoteでも書きましたが、私は「献立(コーデ)に悩まされたくない……!!!」という人間です。
今日はこれ、明日はこれ……といろんな食材を楽しむよりも、使いやすくて頼りになる冷蔵庫の中で化石化しない、そんな食材への安心感で日々生きているタイプなのです。
それを上手に運用できてやっと、いつもは使わない食材にも挑戦してみようかな?と思えます。私にとって「いろいろ楽しむ」は安定した運用が回るようになってからの先の話です。
そんな私が「すべての結果を大事にする」のは、自分を大事にしているようで、実は苦しめているだけでした。
診断結果もお洋服も腐ったりダメになることはないのに、使おう使おうという意識があると、使ってあげられないことがしんどくなって、謎の罪悪感に苛まれます。
私はずっとイメコンに、あれこれと手を出さなくてよくなる、運用がしやすい安定感のある「これさえあれば」な結果を求めていたんだと、後になって気づきました。
何を使いやすいと感じるかも、何を基準に選び取るかも、そもそも各診断結果をどんなふうに取り入れるかも人それぞれ、気分でいろいろ使い分けたい人もいると思います。
でも、そのスタンスすら人それぞれの価値観が含まれているのであれば、やっぱりイメコンって、外見の話だけど、外見だけの話じゃないなと思います。
「似合う」ってむずかしいけど、結局は私が服を着て完成だから、自分が納得して身につけられるのが一番大事だと思う。「それを選び取ったのは自分」っていう意識、大事。似合うって提案されても、結局着るか着ないかは私次第だから、着てる時点で選び取ったと思われる。他責にしてはいけない
— みず乃 (@mizu_no_fashion) September 24, 2023
私はずっと、他責思考が強かったんだと思います。そのつもりはなくても。
あまり「自分」を押し出すのが得意ではなく、独りよがりが苦手(なりがちだから怖いのかも)。だから周りから見て「そういうのが好きなのね」と思われるのがすごく嫌で、ファッションに自分の意思や意図を乗せたくないとずっと思っていました。
でも私がその服を選び取って着ている時点で、そこに何の意図も乗せないのって無理なんだと気づきました。
できるとしたら、なんらかの理論に則した、マネキンのような完璧なコーデをして「ショーウィンドウから出てきました」という顔をして歩くぐらい。
それか、お抱えのコンサルタントさんや、スタイリストさんに服を選んでもらって、「私が自分で選んでいるわけではないです」というスタンスでいくぐらいです。
でも、私がやりたいのってきっとそうじゃない。
似合うものを身につけたい。私にとっての似合うって何?私らしいって何?私は何を重要視しているの?どういう運用をしたいの?
そこの部分は、自分で答えを出さなきゃいけなかったんだなと思います。
イメコンをやりながらたどり着いた
私にとっての似合うは
自分が持つ造形、顔立ち、肌質、骨格、体つきを最大限活かした、私にしかできない・私だけのお洒落のこと
自分の心にもピッタリと重なって、着ていてしっくり落ち着くもの
です。
ということは、私は↑を満たさない提案は「似合う」と感じられないということです。とっても厄介ですね。
きっと、ここが人それぞれちがうんだと思います。そして、そこに導いてくれるサロンや診断も、各々の求めることによってきっと異なります。
自問自答の領域にも見えますが、1が完全にイメコンの分野で、自分でたどり着くのはおそらく不可能です。しかも私の場合は、(※但し、私が思う「しっくりこないな」といった感覚を理論的に説明できる診断しか採用しない)という、最悪な()つきです。
私がゴールまでたどり着けたのは奇跡だと言ってもいいですね。
でも、自分の求める「似合う」を叶えられる診断に出会って、自分に合った運用ができたことで、うれしいことがたくさんありました。
人からの印象や見られ方を100%コントロールすることは無理だなと諦めてはいましたが、自分がしっくりくる服装をしていると、「そういうの好きなんだね」とたとえ思われても気にならないことに気づきました。
自信がついたのもきっとありますが、イメコンをやっていて一番うれしかったことです^^
昨日、お店でアウター試着してたら店員さんから「刺繍かわいいですね!!自分でやられたんですか?」って聞かれて、少なからず自分でやりそうに見えたんだなっておもしろかったんだけど、全然嫌じゃなくて、Salon萠のパリ流でもらったMクリエイティブSエレガント&ナチュラルが自分の見られたいに pic.twitter.com/DB2VBiwCR6
— みず乃 (@mizu_no_fashion) September 24, 2023
ぴったりハマってるんだなってうれしかったし、似合うと好き(しっくりくる)の両立と、そう見られるアイテム選びができてるのかなって思った🫶
— みず乃 (@mizu_no_fashion) September 24, 2023
服に自ら装飾を施す・その手段が刺繍で薔薇の刺繍って、クリエイティブでエレガントでナチュラルじゃない???
前まではそういう「これ好きなんですか?」みたいな質問に対して、実態と違ってむずむずすることあったんだけど、自分が似合うし好き!って思える格好をしていると、そう思ってもらえるのがむしろうれしい🥳やりたい格好ができてるんだな〜〜って思う!
— みず乃 (@mizu_no_fashion) September 24, 2023
私、あまりクリエイティビティ溢れる人間には見られたくないけど、自分の服に薔薇の刺繍を施しちゃうこだわりの強い人間に見られるのはいいみたいだ💡
— みず乃 (@mizu_no_fashion) September 24, 2023
自分が「似合う」と思える「好き」で「落ち着く」格好と重なるからだと思う✨✨
(うれしかったから急ぎnoteにしたためています)
私にとってのファッションは、魂の叫びや自己表現ではなく「自己紹介」です。私らしいと思うものを身にまとって、パーソナリティにあった装いをすることで、私の第一印象としての役割をしっかり担わせたい。
「ファッション」に何を求めているんだろう?と自分で考えた結果の答えです。
なので、お洋服をまとうことで、私が何が好きで、どういう考えをしていて、こういう服が似合って、私も気に入っていて……というのをアピールできる今は、やりたいことができていて幸せです。
見るだけでは伝わらなくても、「そういうの好きなの?」と聞かれたときに、自信を持って「そうなの!私ね……」と言える、それがうれしい。
だって私は、自信を持って、好きな格好をしているから。
なんだか、最終回っぽいですね?
せっかくなので、ここで宣言します!(急にどうした)
トータル診断にて、自分が持つ造形、顔立ち、肌質、骨格、体つきについて、真摯に向き合ってくださって、
パリ流ファッションスタイル診断では、トータル診断を踏まえたうえで、
私の心にもピッタリと重なって、着ていてしっくりくる、私にしかできない・私だけのお洒落
にまで押し上げてくださった、Salon萠さんに最大限の感謝と敬意を込めて。
私はイメコン迷子から卒業します🎓
もし何か診断に足を運ぶことがあれば、それはただの興味本位で、私のファッションにおける軸や判断基準が揺らぐことはもうありません。
自ら迷子に行くことはもうしません。
これからもフォロワーさんたちと仲良く交流したいですが、私はもう迷いや悩みはないので、あとは実運用のみです……!
実運用の過程で迷いや悩みが出たら、アフターフォローなどを利用してがんばるので、これからも見守ってもらえるとうれしいです。
ということで、私の中で、イメコンへの諸々が一区切りついたので、節目のnoteでした!
これからも思い出したかのように過去の話をするかもですが、悩んでないので安心して読んでください。
今日もお付き合いいただき、ありがとうございました!
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