9月

 「何かちげーな」に費やすフェーズが終わって、自分の時間、労力、を捧げたいなと思えるものがはっきりとした8月だった。
 自分は日本の学教教育の在り方について研究をしたい。例えばSFCで探究学習がどうだとか、日本の受験志向の教育がいけないとか言っている人間は、既存の教育にどれだけ本気に向き合ってきたのだろうかと感じる。逆に、日本の最高学府に入学したり、そこで学びを深めている人間は、今までどんな世界を見てきて、どんな未来を求めているのだろうかと疑問を感じる。
 本当に、この世の中で輝けるきっかけが運に依存するとしたら、どれだけつまらないことだろうか。(階層主義やエリート主義の勤勉さと運に関する相関の話はおいておく)
 自分は、恵まれている環境のありながら、その特徴を生かし切れなかった経験がある。しかし、活かし方は今もわからない。社会の中での個人という立場と、社会を拓く個人という立場を考えた時に、自分はすごく中途半端な選択をとり続けていたのではないかと感じている。

 

だから今のテーマが、”教養”という曖昧な言葉に深く関わるものになっているのだろう。
 しかし、だからこそ、自分はちゃんと問い直しをする前に理解をしなければならないと思った。先人の知恵をどれだけ理解しているのか。
 妥協なくそれが可能な環境に自分の身をおけているのか
 自分の知的好奇心をすべて受け止めた上で、そんな自分の想像を超えるような存在を身近におけているのか
 そんなことを考えていたら、真に自分が向き合うべきはこういった研究と、それが受け容れられる環境なんじゃないかと思った。
 

 勉強だけじゃなくて、一番8月に力を入れたのはインターンだろう。
 いっちゃわるいが、慶應の割に、という認識がある環境。学歴では圧倒的最下位の空間でめっちゃ頑張った。
 というのも、自分の頑張りの方向性を確実に理解したことと、メンバーとの向き合い方を学んだこと、そして、出来るやつの頭の使い方を真似してパクったことが大きい。
 マジで、出来るやつをパクることが大事。 
 加えて、重要なのは、自分の方向性が間違っていないかしつこく確認すること
 具体的には目的意識の確認と、次におこなうアクションの確認。
 そして、則実行と、何をどのように評価して欲しいのかを具体的に提案すること。それに対する仮説を用意しておくこと。行動のすべてに根拠をもつこと。
 常に反省と改善をすること。
 その改善を全員に目に見えるレベルでおこなうこと。
 
 これらを意識することで自分の業務のレベルは格段に上昇したが、まだまだな部分が多い。
 一歩落ち着いて、複眼的思考を持つこと。そして、それが本当に売り上げに伝わるのかという点で、顧客目線の解像度を高めることが重要になると考える。もっとsmartな目標設定は後半で!

 ってなったときに、マジで勉強とインターンしかしていない8月だったなと回想している。
 本当に海に2回行ったのは楽しすぎた。ありがとう。
 野球はもう無理です。引退だぁ。


 ということで9月の目標を書いて結びとします。

 ・本を最低5冊読み切ります。
プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神
想像の共同体
資本主義のハビトゥス
近代とはいかなる時代か
ディスタンクション

・平均継続月数を3ヶ月延ばすために恒常的に可能なプロダクトの質向上施策(マッチング、教育、カリキュラム)
・東大内での知名度を3ヶ月後に1/80→1/40にする
・非受験層向けの、教養的プロダクトを2件開発
・作文教室から考える、高校生が学んでおくべき教養講座

そもそも自分の領分はLTVの向上。
となったときに、こっちをどうこうする、思想を伝える(風変わりだからなぁ)、の2択なんだよなぁと
自分の経験と想像力を広げつつ、
この施策がどの変数に影響を及ぼすのかという変化のイメージを常に持っておく必要がある。


 さて、後は、実生活を充実させたい。
夏休みの目標は、彼女と花火に観に行くことだが、達成できそうにない。。
幸せって何なんですかね。。
自分の好奇心を満たそうとすることだけじゃなくて、人のあたたかみを直に感じながら、幸せを与えつつ与えられる存在を獲得したいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?