ファーストアートをもっと楽しくする材料選びTips
可愛い子どもとの思い出作りにうってつけのファーストアート🎨
この記事では、0歳児にもできる、絵の具を盛ったキャンバスをジップロックなどに入れて、おててやあんよでモミモミして作るタイプのファーストアートについて、
・なるべく長く楽しみたい
・オリジナリティあふれるものにしたい
・より記念に残る出来にしたい
そんな方に向けた材料選びのTipsを紹介します。
※目次、ド長いです……全部詰め込んだので……
【追記】注意事項:ファーストアートの作り方と安全確保について
ありがたいことにたくさんの方に見ていただく中で、ファーストアートを初めて知る方もいらっしゃるかもしれないので追記します。
伝えたいことはひとつだけ……
子どもに絵の具を直接触らせないでください!
冒頭にもさらっと書きましたが、ファーストアートは
『大人が』キャンバスに絵の具を盛り
それを『ジップロック』などに入れたものを
子どもが自由に手足で触る
……のを大人がそばで見守る
そして『大人が』ジップロックから取り出して乾かす(もちろん子供の手の届かない場所で)
という作り方をします(詳しくは調べてね🙌🏻)
つまるところは、子どもに絵の具を直接触らせない作り方をしてね!です。
絵の具のパッケージにも『子どもには触らせない・口に入れない・目に入れない』と注意事項があると思うので、あれを守って……!お願いです……!
わたしが息子と作った作品と、本note作成の経緯
このツイートの後で
「そういえば、少し特殊な道具を使ったかも……?」と思い、つなげたツイートがこちら。
無計画につぶやき始めた一連のツイートを見てくださる方がたくさんいて嬉しかったです。ありがとうございます!
……が、思いつきで走り出したので情報にまとまりがなく……noteでまとめることにしました!
お付き合いいただけると嬉しいです💕
※わたしの画材に関する知識はジオラマ作りで身につけたものなので、絵画系の本来の使い方とは違うかもしれないです……!あしからず……!
絵の具選び
この作り方に限らず、ファーストアートではアクリル絵の具をおすすめします。
よく候補に上がるものについて、ファーストアートへの向き不向きをまとめました。
アクリル絵の具
一般人にも扱いやすく、混色も簡単、ニオイも少なく、ファーストアートのような厚塗りも可能、耐久性も⚪︎、この後紹介するメディウムも豊富で自由度が高いのが魅力です。
特別な理由や技術がなければアクリル絵の具を選べばOK!
※この記事では、アクリル絵の具の使用を前提に話を進めていきます。
※我が家では、ダイソーのアクリル絵の具を混色して使いました。
アクリルガッシュ
「えっ、アクリル絵の具とアクリルガッシュって別物なの!?」って思う方もいらっしゃると思います。
別物なんですよね、まぎらわしい……
アクリルガッシュは、アクリル絵の具と比較した時にファーストアートに向かない点が2つあります。
・ひび割れやすい
・飾っておくと変色しやすい
これは、アクリル絵の具よりもアクリルガッシュの方が樹脂成分が少ないことに起因します。
その代わりに顔料が多いアクリルガッシュの魅力は完成直後の鮮やかさなので
「短期間でも飾れたら満足」「劣化も含めて楽しみたい」
という場合にはアクリルガッシュも選択肢に入ってくるかな、というイメージです。
【追記】ガッシュの方が入手しやすい問題の解消法
ただ、アクリルガッシュの方が色んな色が入手しやすいんですよね……
「どうしてもアクリルガッシュのあの色を使いたい!」という場合は、後ほど紹介するメディウムやバーニッシュを使ってしっかり保護してあげることで、デメリットをある程度はカバーできるかなと思います。
水彩絵の具
安さと身近さ、手についた時に落としやすいのが魅力の水彩絵の具。
こちらは割れやすさ、変色のしやすさがアクリルガッシュ以上のため、ファーストアートには不向きです。
油絵の具
ファストアートの完成時のあの厚塗り感から、油絵の具を想起する方も多いと思います。
強度も発色もよく、ひび割れもしにくいのでアクリル絵の具と肩を並べるかそれ以上の良さを持っています。
何より『油絵感(当たり前ですが)』『高級感』を求めた時に油絵の具以上の画材はありません。
が、これまでに挙げた絵の具との違いは水ではなく油で溶く絵の具だという点。
混色する時など、初心者では直感的に扱えない場面が出てきます。
また、保管も繊細さが求められるので、気軽さという面でも、アクリル絵の具に軍配があがります。
そのため、油絵に馴染みのある方以外が、油絵の具を積極的に選ぶ理由はあまりないのかな……と思います。
おすすめ画材・メディウム:作品を守り表現の幅を広げる
ここからは、このツイートに立ち返って、絵の具に混ぜたり、下地として使ったりする画材『メディウム』の特長を紹介していきます。
特徴① 割れ防止
ファーストアートの魅力の一つに、ふんだんに絵の具を使うことによる油絵のような凹凸があると思います。
絵の具の種類の紹介時に「アクリル絵の具は厚塗りもできて耐久性がある」「アクリルガッシュはアクリル絵の具に比べると割れやすい」などお伝えしてきましたが、
アクリル絵の具も、こんもり盛ったら割れます🫠
せっかくのファーストアートなのに、ボロボロになるのは悲しいですよね……
割れるか割れないかは、アクリル絵の具に含まれる樹脂分の量によって決まります。(ガッシュは樹脂分が少ないので割れやすい)
これに樹脂分を足してあげるのが、メディウムの大切な役割の一つです。
そのため、この後紹介するメディウムによる質感を求めていなくても、凹凸のある作品をそのままの形で長く楽しみたいならメディウムを使うのがおすすめです。
(ひび割れを楽しむのももちろんアリ🫶🏻)
絵の具の色を損ないたくない・特別な質感は必要ないけど、多少油絵っぽく絵の具の凹凸があるといいな、という方は透明タイプのジェルメディウムがおすすめ。
もうファーストアート作っちゃった!今から割れ防止したい!という方へ
ファーストアートで盛り上げた絵の具の割れについてはあまり知られてないと思うので、もう作っちゃった!という方もいらっしゃるも思います。
その場合、完成後に作品を保護する方法として、上からコーティングする『バーニッシュ』をおすすめします。
特にスプレータイプは初心者にも扱いやすくて◎
アクリル絵の具本来の雰囲気を楽しみたいならマットタイプ、油絵っぽく艶出しするならグロスタイプがおすすめ。
特徴②ふわもこ、ざらざら、キラキラ……色々な質感が追加できる
メディウムの楽しさは質感の自由度にある!!!
……と、わたしは思っています。
ここでは、表現できる質感と、それを実現できるメディウムを紹介していきます。
▼ふわもこ
▼ざらざら
▼キラキラ
▼わざとクラックを入れることもできる
メディウム使用時の注意点
どうですか!?メディウム、めちゃくちゃ面白くないですか……!?
この面白そうなメディウム、ファーストアートに使う場合にはいくつか注意点があります。
ひとつめは、『絵の具単体に比べると伸びにくくなりがち』『そのため、キャンバスにたくさん盛る必要がある』という点です。
絵の具の置き方、試作段階のものは写真に残していたので載せます。
だいたいこの量+10%くらいで、今回のファーストアートが完成しました。
もう少し盛っても凹凸が顕著に出て面白かったかもな、と思っています。
ふたつめは『不透明なメディウムを使う場合、金銀のラメ系は飲み込まれるのであと乗せが必要』です。
おそらく普通に絵の具だけを盛った場合でも飲み込まれる現象は起こると思うのですが、砂のメディウムでは不透明度が増すので、顕著だったと思います。
試作段階では、上記の画像にある通りで金色も一緒に盛ったのですが、メディウムの砂に飲み込まれて輝きが鈍くなってしまいました。
それはそれで深みが増して良かったので本番も採用しましたが、輝きも欲しかったので乾燥後に上から金色を盛って、2度目のモミモミをしてもらい、今回の出来になりました。
キャンバス選び
キャンバスは油絵専用のものを選びさえしなければ自由です自由!!!👏🏻👏🏻👏🏻
わたしが購入・検討したものを紹介します。
▼コスパ最強の正方形キャンバス
サイズも色々あっていい感じ。今回は15cm四方のものを選びました。
▼六角形もかわいい
絶対おしゃれ……わたしは周りのインテリア等とうまく組み合わせる自信がなくて今回は見送りました……絶対可愛い……いつかやる……
▼サイズ違いのセットも可愛い
六角形にハートに三角に丸と、バリエーションに富んでいるのも素敵。
サイズ違いはうまく配置できれば最高にアート……
タグ選び
単体でも可愛いファーストアート、タグがつくと本物感が爆発するからぜひ……!
ミンネやcreemaが豊富です。
今回頼んだのはこれ!イメージしてる色の雰囲気に合わせてタグも選ぶとさらにアート感が増していい……
温かみのある色やパステルカラーを選ぶなら木製もかわいい。
終わりに
ここまでお付き合いいただきありがとうございます。
オタクすぐ長々語っちゃうからダメだ……本当は色選びも語りたかった
思い出づくりのためのファーストアート、せっかくなら
・なるべく長く楽しみたい
・オリジナリティにあふれるものにしたい
・より記念に残る出来にしたい
そんなママパパの想いを応援できる記事になっていたら嬉しいです。
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