ご報告

短歌結社「歌林の会」(通称「かりん」)に来年の1月から入会します。まだ一年間の会費を振り込んだだけなので正式な申し込みはこれからなのですが。
短歌をはじめて8年程が経ちましたが、これまではずっと無所属で活動してきました。無所属とはいえ、片道200円圏内に葉ね文庫があるのと、短歌シーンに関心があることから流動的ではあれ歌人との交流はあって、短歌の情報を得る上でそこまでの不便を感じてはこなかったです。ただ、流動的ということはシーンの流れに振り回されることでもあって、同世代や下の世代の面々が歌集を出したり新人賞で入選していくなか生身の存在だけで張り合うのにもそろそろ限界があるのかな、と。
新聞をはじめ雑多な誌面構成が好きで短歌新聞や結社誌、総合誌を読むことが好きなこともあり、過去にも結社に入ろうと思ったことは何度かありました。いまわたしは現職三年目で、その間に休職と復職も経験したのだけど、現職の正社員登用試験に受かったら某結社に入ります、と宣言していたことも過去にはあった。その時は結局踏ん切りがつかなくて、やめたというより無かったことにしてしまったのだけど、今回は復職して一年経ち、仕事の方も自信がついてきたので入会の踏ん切りがつきました。
瀬戸夏子、平岡直子、永井祐が好きなため、無所属にこだわりがなかったわけでもないですが、わたしは三人のように学生短歌出身でもないし、もはやTwitterもやっていないようなものなので、変な意地を張るのはここで一旦やめます。
最後に。今年の現代短歌社賞の結果がほんとうに堪えました。来年は歌集出版の年にするつもりで今年一年取り組んできたけれど、歌集の見通しを立てることがまったく出来なかった。
長々と後ろ向きに見えかねないことを書きましたが、なんだかんだ面白そう、というのが一番の決め手でもあります。

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