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【 原文 】 夜もすがら月を見顔にもてなして心の闇に迷ふ頃かな (640) 【 現代語訳 】 あの…
【 原文 】 み熊野の浜木綿《はまゆふ》生《お》ふるうらさびて人なみなみに年ぞ重なる (1023…
【 原文 】 唐衣《からころも》たち離れにしままならば重ねてものは思はざらまし (593) 【 …
【 原文 】 道かはる御幸《みゆき》悲しき今宵かな限りの旅と見るにつけても (783) 【 現代…
【 原文 】 惑ひつつ過ぎける方《かた》の悔しさに泣く泣く身をぞ今日は恨むる (867) 【 現…
【 原文 】 もの思ふ心の丈ぞ知られぬる夜な夜な月を眺め明かして (624) 【 現代語訳 】 夜…
【 原文 】 休《やす》らはんおほかたの夜は明けぬとも闇と囲へる霧に籠《こ》もりて (598) 【 現代語訳 】 夜は大方明けたものの、霧が闇のように屋敷を囲んでいるので、もうしばらく残って休んでいこう。 ※Kindleストアで小説『ヴィーヴルの眼』を販売しています。 (Kindle Unlimited利用可)
【 原文 】 夏の夜も小笹《をざさ》が原に霜ぞ置く月の光の冴えし渡れば (245) 【 現代語訳…
【 原文 】 露《つゆ》重み園の撫子《なでしこ》いかならん荒く見えつる夕立の空 (235) 【 …
【 原文 】 小夜衣《さよごろも》いづくの里に打つならん遠く聞こゆる槌《つち》の音《おと》…
【 原文 】 あはれ知る人見たらばと思ふかな旅寝の床《とこ》に宿る月影 (416) 【 現代語訳…
【 原文 】 ひとかたに乱るともなき我が恋や風定まらぬ野辺の刈萱《かるかや》 (603) 【 現…
【 原文 】 雪降れば野路《のぢ》も山路《やまぢ》も埋《うづ》もれてをちこち知らぬ旅の空か…
【 原文 】 なかなかに馴れぬ思ひのままならば恨みばかりや身に積もらまし (665) 【 現代語訳 】 もしもあまり親しくない関係のままだったならば、かえって恨みばかりが積もったことであろう。 ※Kindleストアで小説『フルカミの里』を販売しています。 (Kindle Unlimited利用可)