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【 原文 】 打ち絶えて嘆く涙に我が袖の朽ちなば何に月を宿さん (635) 【 現代語訳 】 あな…
【 原文 】 大波に引かれ出でたる心地して助け舟なき沖に揺らるる (847) 【 現代語訳 】 大…
【 原文 】 日を経《ふ》れば袂《たもと》の雨の脚《あし》添ひて晴るべくもなき我が心かな (…
【 原文 】 心をば見る人ごとに苦しめて何かは月の取りどころなる (1410) 【 現代語訳 】 …
【 原文 】 花ならぬ言の葉なれどおのづから色もやあると君拾はなん (1239) 【 現代語訳 】…
【 原文 】 吉野山花の散りにし木《こ》の下《もと》に留《と》めし心は我を待つらん (1453)…
【 原文 】 花を見る心はよそに隔たりて身に付きたるは君が面影 (598) 【 現代語訳 】 花に対する執着心は別の場所に移り、今はあなたの面影が我が身に寄り添っている。 ※Kindleストアで小説『ヴィーヴルの眼』を販売しています。 (Kindle Unlimited利用可)
【 原文 】 五月雨に干す暇なくて藻塩草《もしほぐさ》煙《けぶり》も立てぬ浦の海人《あまび…
【 原文 】 いづくにか眠《ねぶ》り眠りて倒れ伏さんと思ふ悲しき道芝の露《つゆ》 (844) …
【 原文 】 花のをり柏《かしは》に包む信濃梨《しなのなし》はひとつなれどもありの実と見ゆ …
【 原文 】 尋《たづ》ぬれば聞き難きかと郭公《ほととぎす》今宵《こよひ》ばかりは待ち試み…
【 原文 】 さらぬだに浮かれてものを思ふ身の心を誘ふ秋の夜の月 (404) 【 現代語訳 】 月…
【 原文 】 世のうきにひかかる人はあやめ草心の根なき心地こそすれ (721) 【 現代語訳 】 …
【 原文 】 面影に君が姿を見つるよりにはかに月の曇りぬるかな (639) 【 現代語訳 】 あなたの姿を面影として見ていたら、急に曇って月が見えなくなってしまった。 ※Kindleストアで小説『ヴィーヴルの眼』を販売しています。 (Kindle Unlimited利用可)