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【 原文 】 眺《なが》むとて花にもいたく馴《な》れぬれば散る別れこそ悲しかりけれ (120) …
【 原文 】 みさびゐて月も宿らぬ濁江《にごりえ》にわれ住まんとてかはづ鳴くなり (168) …
【 原文 】 水底《みなそこ》に深き緑の色見えて風になみ寄る川柳《かはやなぎ》かな (55) …
【 原文 】 何となくさすがに惜しき命かなあり経《へ》ば人や思ひ知るとて (658) 【 現代語…
【 原文 】 弓張《ゆみはり》の月に外《はづ》れて見し影の優しかりしはいつか忘れん (620) …
【 原文 】 鶯《うぐひす》の春さめざめと鳴きゐたる竹の雫《しづく》や涙なるらん (26) 【…
【 原文 】 花見ればそのいはれとはなけれども心の内ぞ苦しかりける (68) 【 現代語訳 】 桜の花を見ると、特に理由はないものの胸が締め付けられる。 ※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を販売しています。 (Kindle Unlimited利用可)
【 原文 】 梅が香《か》にたぐへて聞けば鶯《うぐひす》の声なつかしき春の山里 (41) 【 …
【 原文 】 鶯《うぐひす》は谷の古巣を出《い》でぬとも我が行方《ゆくへ》をば忘れざらなん …
【 原文 】 梅が香を谷ふところに吹きためて入《い》り来《こ》ん人に染《し》めよ春風 (39)…
【 原文 】 梢《こずゑ》打つ雨にしほれて散る花の惜しき心を何にたとへん (141) 【 現代語…
【 原文 】 いかで我清く曇らぬ身になりて心の月の影を磨かん (904) 【 現代語訳 】 どうに…
【 原文 】 雨雲の晴るる御空《みそら》の月影に恨みなぐさむ姨捨《をばすて》の山 (886) …
【 原文 】 さらにまた霞《かすみ》に暮るる山路かな花をたづぬる春の曙《あけぼの》 (988) 【 現代語訳 】 春の曙《あけぼの》に花を求めて山路に入ったが、今日もまた霞《かすみ》に覆われたまま暮れることになりそうだ。 ※Amazonでオリジナル小説『フルカミの里』を販売しています。 (Kindle Unlimited利用可)