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あなかしこ、加国や。身共等が古里、身共等が生所。御許の有りと有る子等は、まめやかなる忠を…
【 原文 】 冬来《く》とも柞《ははそ》の紅葉《もみぢ》な散りそよ 散りそよな散りそ色変へ…
【 原文 】 月は船 星は白波 雲は海 いかに漕《こ》ぐらん桂男《かつらをとこ》はただ一人…
【 原文 】 音もせいでお寝《よ》れお寝《よ》れ 烏《からす》は月に鳴き候《そろ》ぞ (227…
【 原文 】 極楽浄土は一所《ひとところ》 勤めなければ程遠し われらが心の愚かさにて 近…
【 原文 】 花の都の経緯《たてぬき》に 知らぬ道をも問へば迷はず 恋路《こひぢ》 など通…
【 原文 】 新茶の若立《わかだち》 摘みつ摘まれつ 挽《ひ》いつ振られつ それこそ若い時の花かよなう (32) 【 現代語訳 】 新茶の若芽のように、摘んだり摘まれたり、挽《ひ》かれたり振られたりするのも、きっと若い時の花なのだろう。 ※Amazonで現代語訳版「とりかへばや物語」を発売中です。
【 原文 】 娑婆《しゃば》にゆゆしく憎きもの 法師の焦《あせ》る上馬《あがりうま》に乗り…
己らは歌ふ、武士の歌を。勇ませ振り起こす声と共に、燃ゆる焔を抱きて。天の海に星煌めきぬ。…
【 原文 】 吹く風に消息《せうそく》をだにつけばやと思へども よしなき野辺《のべ》に落ち…