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インド人部下と心を通わせる方法☆

最近は、日本でも、IT企業でインド人が働いている
という話を聞くし。

あとは、日本の企業で働いている日本人が海外赴任で
インドへ行き、部下がインド人になるケース。

このふたつのパターンでインド人が部下になる人が
多いのではないだろうか。
どっちかと言うと、
悩みが大きいのは海外赴任の人なのかな。。。

そこで、部下になるインド人に心を開いてもらって
話を聞いてもらえるようになるように、
わたしの体験を書いてみたいと思う。

私はインドとネパールで10年以上、
アパレルの日本人のクライアントさんが
現地の工場でオーダーした
洋服の生産管理の仕事をしてきた。

ちなみに、ネパールでも縫製する人は
全員インド人だったので、
わたしのインド人と一緒に働いた期間は
けっこう長い。

まず、彼らは感情を素直に表す愛すべく人たちである
という事実で、ここを見るのは個人的に
わたしはすごく大切だと思った。

その頃、わたしはネパールに住んでいて、
年に二回ほど、休暇でインドのラジャスタン州に
あるプシュカルという町へ行っていた。

そのプシュカルの隣町にアジメールという町があり
有名な「ダルガー」というイスラム教のモスクがある。

ある日、何の気なしに、買い物のついでに
「ダルガー」に寄ってみて
ダルガーの壁掛け写真と甘いお供え物を買ってみた。

これは、工場で縫製をするインド人は
手先が器用なイスラム教徒
ばかりだったので、イスラム教徒の
彼らにおみやげをって思ってね。

そして、ネパールに帰って
工場へ出向いた際、
まずはカッティングマスターを呼んで
「ダルガー」の壁掛け写真を渡した。

そして、
「良かったら、カッティングルームにでも
飾ってね」と。

その後、「甘いお供え物は、
これパルシャートだから、縫う人みんなに
配ってもらえるかな?」とわたしが言うと、

40代のマスターは、寡黙で笑顔を見たことが
ない人だったけど、
わー。。。笑顔はじめて見た感じする!

このお供え物を食べると、そこに参拝したことと
同じ功徳があるといわれていて、
これは、イスラム教のモスクも
ヒンドゥー教の寺院も一緒だ。

「ダルガー」はとても有名なインドのモスクだけど
彼らには遠くて、行けそうもない場所だから、
行った事と同じ功徳が積めるお供え物は
彼らには大きな価値があるのだ。

このおみやげを渡して、
すぐにとてもわかりやすい
大きな変化が起こった!

今まで、勝手に自分流に縫ったりして、
わたしが呼び出して注意をしても
謝らないどころか、こっちのほうがいいと思ったとか
信じられない発言をしていた人達が。。。。。

わたしが、工場に到着すると、
わたしに最初の一枚を縫ったものを見せに来て
「この調子で2枚目からも縫っていいですか?」とか
「サンプルよりも、このように縫った方が
実は仕上がりがきれいにあがると思って
一枚縫ってみたんですけれど、見てもらえないですか?」
とか、何人も質問に並ぶようになったのだ。。。

工場の社長曰く、「自分たちの宗教に理解を示して
リスペクトしてもらえたのが、嬉しかったんだろうな。」
とのことだった。

というわけで、もし、インド人部下に悩んでいる人が
いたら、インド国内出張の際などに
ヒンドゥー教の寺院やイスラム教のモスクに立ち寄り
お供えものと写真の壁掛けを買って
おみやげにするといいと思う。

あとは、ミタイと呼ばれるインドスイーツは
インド人にとって、すごく大事だ。

部下の人数にもよるかと思うけれど
大事なお祭りで実家へ帰る前に
実家へのおみやげにしてとインドスイーツを
(しかも、少し豪華だったら尚良い!)
ひとつひとつ持たせたら、心を開いてくれるように
なると思う。笑

インド人にとって、祭りは人生だから。
祭りのために生きているんじゃないか?
って思うくらいの人もいる。

そして、普段離れて住んでいる家族に
祭りで会えるのは、本当に楽しみなんだよね。

で、美味しいスイーツを持って帰ると
誇れる気分になれるみたい。

自分はこれだけのスイーツをおみやげに
持ってこれるくらい、仕事頑張ってますよ
という証なんだよね。

よくわたしは、田舎にスイーツを
持って里帰りしてくる人見てたけど、
だれだれは、こんなスイーツ持ってきたっていう
話は、みんな、しているからー。

特にワーカークラスの人は
あんまり豪華なスイーツを買えないので
買ってあげられる人は
インド人の部下にぜひ
持たせてあげてください!!

わたしからも、よろしくお願いします♪




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