危険物取扱者試験に受かった

よく燃えるものとかよく燃やすものとかの、火災の可能性が高い物質をたくさん扱うことができる資格が危険物取扱者試験です。たとえばタンクローリーでガソリンや灯油を運んだり、ガソリンスタンドで他の資格者なしで給油したり、セルフスタンドで監視業務にあたるなどができます。

この資格には3つのランクに分けられます。
・自分だけが一部の引火性の液体を扱える丙種4類
・6類に分かれた物質をそれぞれ扱ったり立ち会ったりできる乙類
・6種全てを扱ったり立ち会ったりできる甲種。

今回、既に持っていた乙種4類に加え、3類と6類に受かったので記録しておきます。
なお、難易度としてはやや易、と感じました。テキストを使った独学で十分。期間は1ヶ月もあれば余裕、かと。

受験に至った理由

普段の仕事では全く使うことはなく、たぶん今後も仕事で使うことはないと思われます。たぶん。
そもそも最初に乙4を取ったのも、学生時代に暇だったからというふざけた理由からですし、今回も同様です。
なお、私はドがつく文系であり、大学等における化学の単位も一つも持っていません。そのため、甲種の受験資格も今はありません。乙種をいくつか取ると資格が得られますが、それはまた別のお話。
理科は全般的に好きでは有りますが、体系的な高等教育は受けていません。

別に資格マニアでもありませんが、少しリソースが余ったので(原稿しろ)今回受験してみました。

実行した勉強

アマゾンで適当に良さそうなテキストを買って、出勤前と夜に20分ずつくらい自習しました。私はユーキャンの『乙種危険物取扱者第1・2・3・5・6類速習レッスン』を使いました。

勉強期間は2ヶ月でしたが、正直長過ぎました。10日間くらいやらない期間も。良くないですね。一ヶ月で集中したほうが効率が良かった気もします。

テキストを読んで、章末の確認問題を解くことを3周くらい。実はこのテキスト、模擬問題が各類で2回分ずつあるのですが、ついやるのを忘れて本番に行ってしまいました。大失敗。期間が長すぎて緊張感がないですね。

受験申込

受験願書は、近所の消防署などでもらえます。消防署の受付的なところで聞くと、チラシ配りスペースの中に置いてありました。
ネット申し込みもできるのですが、これはなぜか1度に1種類のみの受験のときのみの制限があります。今回は面倒くささから2種類の併願をしたかったため、残念ながら郵送出願となります。書類を2枚書いて、仕事中に郵便局で受験料4,600円×2を振込みました。
受験日が近づいたら、接着はがきで受験票が届きました。手元の写真を貼り付けておきます。なお、サイズが35mm×45mmと普段よく見るサイズより一回り大きい変なサイズが必要になります。ついつい30mm×40mmに切ってしまいましたが、無視して糊で貼り付け。まぁ別にほとんど変わらないっしょ!

受験会場に行こう

結構な勉強不足の自覚もあり、不安を抱えつつの当日。前日はお酒の入るイベントではありましたが、念のため控えてはいましたが。偉い!!

会場最寄り駅について、会場へ向かいます。電信柱には、自動車試験場と似た雰囲気。裏校みたいな、直前の詰め込みができます!と唄う看板とか。
そして会場に近づくと、雰囲気がいかにも。
歩く人たち、みんな黒い!肌の色ではなく、着ているものが。おっさんばっかり。あと子供。まぁ自分もその仲間なんですけど。

会場に入ると、複数受験者は受験番号ではなく指定されている座席番号に従って座るとの案内。完全に失念して、受験番号で席を探してしまったのは反省。

そして、机の上にはなにか封筒が。中身を出してみると、燦然と輝く「試験合格おめでとうございます」の文字。これは免状交付申請書類……!でもまだ問題に対面さえしていないんですが?

試験開始と終わり

そしていざ試験。講堂みたいな部屋で、試験時間とか腕時計を外して机の上かカバンの中へ、などの案内が書かれた紙が黒板に磁石でくっついていました。毎回書くものは流用したいよね。わかる〜〜。

複数受験なので、全ての問題が収録された冊子と、回答マークシートが2枚回されました。既に乙種に合格しているため、私は「法令」と「基礎的な物理学および基礎的な化学の試験科目」は免除されます。「危険物の性質ならびにその火災予防および消火の方法」のみの10問を6割以上正解すれば良いだけです。かんたん。

問題は、秒で答えられる問題と、すこし悩む問題が半々くらいでした。すっかり忘れていましたが、微妙に受験した類以外の知識も必要な問題があります。テキストはとりあえず全部を一度は読んでおいたほうが良さそうです。

一通りとき終わった後に見直しをすると、悩んだり直したりしたものもありますが、それでも試験時間は十分余ります。そのため、途中退室が可能であることは事前に連絡があります。

しかし、そのアナウンスと共にすぐ出る人。それなりに人数はいますが、彼らはあのことをわかっていません。てんでダメ……へたっぴ…………!そう、途中退室のやり方がまるっきり下手…………!!ざわざわ。

途中退室ができるなら、せっかくなら早く出たい。その気持ちはわかります。しかし、同じ考えの人も多く、なんだかんだで出口で解答提出に加えて書類不備チェックがあるため、時間がかかります。結局、本当にすぐ立った人以外は待つ必要が生じるのです。それなら、ある程度列が捌けるタイミングまでゆうゆうと座って待ち、ついでに見直しをしていたほうがよっぽど有意義ってものです。
そう思いませんか?

ということで、私は列にほとんど並ばずに提出、晴れて受験を完了させました。

合格発表とそれから

ネットでの合格発表は、試験日から2週間後くらいの公示日の正午から行われました。なんだかんだで緊張しますね。

後日、郵送で「試験結果通知書」が届きます。その後申請するのも良しですが、私はせっかくなので乙種フルビットを狙っているため、今回の申請は後回しにすることを予定しています。どうせ合格したことは生涯有効なので。申請が面倒なのと、申請のための切手代をケチります。前者が一番大きな理由ですが……。

さて、次は1類と2類に行こうかと思います。5類も一緒にやると、さすがに混乱しそうなので。へたれます。

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