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通院途中での出会い記録 ⑲

今日は 放射線治療 最終日でした。
やった、よくがんばったな、自分。

『通う』が苦手なわたしは 視線を逸らすように 『景色を見に行く』感覚で 通う意識をなくして 25日間 病院通いしました。

放射線治療自体は 痛くも痒くもないんだけど 放射線あたってる箇所が あとあと 痛くも痒くもあった。しかも酷い。
火傷なのです、完璧に。

でも 治療がなければ 出会えなかった景色や瞬間やら いろんなことがあったな、と感じます。


早速 カバさんといっしょ。
電信柱が気になったので撮ってみる。
たまに かっこいいな、と思う電信柱がある。


そう言えば 地元の20代の若い男友達ですが、今は 転職して 庭師の弟子入りしてたと思うけど 前職では 電信柱つくってるって聞きました。
詳しいこと忘れましたが どこかしらに番号があって 自分のつくった電信柱はわかる、とか言ってたので それを聞いた時に 

あぁ、当たり前にあるこの電信柱も 友達が携わってたりするわけだ、と思って 電信柱を見る度 その子にありがとう、と思ってた時期がありました。
それを その子に話したら 笑ってましたけど。
(ちなみに その子が 反復横跳びいつかやろう、と言ってくれてる友達です)

ヘッダー画像にした駅のホーム。
電車と、その線路の真横で咲く花。
残念ながら 花はピンボケだけど
かっこいい姿に見えました。

この時 ぶつぶつ独り言の多い年配者の男性が隣りでいました。
座っては 立ち、うろうろしては
また座る、を繰り返して 独り言。

若い頃、電車の車内で 酔っ払って ぶつぶつ言ってる人を見かけたことがあって 気になって なんとなく見てたら その酔っ払いの男性が 突然 立ち上がり、
つい反射的に わたしも同時に立ち上がったことがあったんですよね…。

たまに自分がどう行動取るのか 全く予測できないので 困りものでした。

しかし、今ではもう 自分が掴めてますし、なんていっても 『自分のプロ』ですから。
どんな行動を取るかは いまだ 予測できなくても 対処は いくらでもできるようになりました。

なので、今日のその独り言の方にも 無関心で ミニハンド扇風機を片手に 自分の顔にぶーんぶーんさせてたんです。
そしたら その独り言の男性が 突然
「それ 涼しいん?」って聞いてきたのです。
わたしは 言葉で返すより 体感してもらおう、と思って その方に ミニハンド扇風機を近づけて ぶーんぶーんしてあげました。
(やはり読めない自分の行動です…)
その方は 嬉しそうに
「あ、涼しいなぁ」と言って 電車を乗り間違えた話をしてくれました。
わたしも よく乗り間違えるので 「ありますよね」と 話しながら 電車が来たので、乗り込む時 自然と別れて なんか どういう態度がよかったのか よくわからなかったけど
こうして話してみないとわからないよなぁ、とつくづく思いました。
『何を話してるかわからない独り言の人』という印象が
『電車に乗り間違えて困っていた人』になりました。


あ!その前に、個人的に嬉しいことがありました。
今日で 通院治療が最後だから あのいつも楽しみながら通る細道にある看板。何の看板なのか謎が解けないものか、と思っていたのです。
25回通って 時間帯もあるかもしれませんが、誰か人が通ってるのを見たことがありませんでした。
今日は ピンポン鳴らして 聞こうかなぁ、いや、今 また感染者増えてるのに 知らない人が 個人的な疑問のために ピンポンまでして訪ねてくるなんて 迷惑極まりないよなぁ、とか いろんなこと考えてました。

ふと 細道見ると、あ!人がいる!
しかも そこの看板の家の人かもしれない!
若いショートカットの女性でした。
掃除をしていました。

これは聞くしかない!と思い、ずっと 気になってたこと話してみました。
すると 彼女は にこっと笑って
「気になりますよね。ゲストハウスなんですよ、今は休業中なんですけど」、と教えてくれました。

へぇ、ゲストハウス!

なんだか いつか泊まってみたい気がします。
楽しみが増えました。


帰りは クマバチに逢えました。
クマバチって羽音凄いんですけど
意外に温厚な性質です。
 

と いうことで『通院途中での出会い記録』は ⑲という微妙な回数で終了です。楽しかったです。

通院に限らず またいろんなものに出会っていきます。

出会えたものたち、すれ違ったものたち、みんなみんな感謝しているよ。ありがとう。




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