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Hubert Lows. The Rite Of Spring(1971)

本作はCTIからの3作目のアルバムで前の2作はクラシック以外の曲のカバーもあったものの全曲がクラシックのカバーでそのうえクラシックよりの編曲で曲によってはジャズの要素がほとんどないという異色盤です。

メンバー
ヒューバードロウズ:フルート
ジーンパートンシーニ、スチュアートシャーフ:ギター
デイブフリードマン:ヴァイブ、パーカッション
ボブジェイムズ:キーボード
ロンカーター:ベース
ジャックディジョネット:ドラム
ウォーリーケイン、ジェーンテイラー:バスーン
アイアートモレイラ:パーカッション
ドンセベスキー:アレンジ、指揮

Pavana
素朴なタッチのナンバー。美しいサウンドですが無骨ながらも雰囲気を壊していないベースが印象的です。作曲したのはフランスの作曲家ガブリエルフォーレ。タイトルはスペインの踊りのことらしいです。

The Rite Of Spring
ロシアの作曲家ストラヴィンスキーのカバー。個人的にはティンパニやバスドラムを使ったリズムがスティーブンスピルバーグ監督のジョーズのテーマのリズムに似ている気がします。スリリングなフレーズが多く面白いです。

Syrinx
フランスの作曲家ドビュッシーのカバー。バスーンだけをバックにしたジャズの要素がほとんどない一曲です。

Brandenburg Concerto No3 1st Movement
ドイツの作曲家J.Sバッハの曲。ジャックディジョネットのドラムがなければ完全にクラシックと言っていい編曲です。

Brandenburg Concerto No3 2nd Movement
こちらはジャズに近いアレンジです。