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Otis clay Live! (1978)

今回はオーティスクレイのlive!を紹介します。オーティスクレイは1942年生まれ。1965年にソウルシンガーとしてデビュー。1970年にはアルグリーンと同じハイレコード所属に所属し、1978年に初来日(このアルバムはこの時の録音です)1983年と2006年にも来日します。(83年のライブもレコード化)。アルバムの数は少なく知名度も低いですがとてもいい歌手です。

I die a little each day
一曲目はまさかのリハーサルテイク。リハーサルとは言えレベルはかなり高くて、本番の期待を高めてくれます。

I’ve got to find a way (to get you back)
ここからが本番。代表曲のフレーズを挟みつつのMCの時点でワクワクが止まりません!(観客もかなりノリノリです。)長めの前奏からオーティスの挨拶と自己紹介がメインで歌はこのアルバムの中では軽い感じです。この曲に限らず演奏はタイトなリズム、熱いホーン、時にはワウをかけたギターがとてもかっこいいです!

I’m qualified
前曲とメドレーになっていてリズムに徹した演奏もボーカルも初めからこんなとばして大丈夫か心配になるぐらい熱いです笑。曲調は口ずさめそうなフレーズで、途中で入るオーティスのMCはなんといっているか分かりませんがとっても楽しそう笑。後半のジャムでは観客に拍手と足踏みを求め、サムクックのグッドタイムズに繋がります。(グッドタイムズでは観客とコールアンドレスポンス。観客もめっちゃ楽しそう)

Let me in
グッとテンポを落としたバラード。オーティスもホーンも熱く歌います。

Precious precious
この曲も熱く歌うバラード。ベースラインがかっこいいです。後半に演奏はかすかに聴こえる大きさになりオーティスの歌をじっくりと聴けます。

If i could reach out (and help somebody)
ミドルテンポのノリのいい曲で後半には少しテンポを落としています、一枚目の曲の中で1番好きです。地味だったギターがこの曲ではいいアクセントになってます。

I can’t take it
ブルージーなスロウテンポの歌(イントロのギターはめっちゃブルースしてます)同じオーティスでもオーティスレディングが好んで歌いそうな曲調です。

Slow and easy
この曲だけ女性ボーカルが入っています。この曲はホーンがみんな同じフレーズを吹くだけじゃなくてソロを取ったり、バラバラのフレーズを吹いたりしていて面白いです。

Is it over~That’s how it is
ここからは二枚目になります。どちらもスロウテンポの曲ですがIs it overはオーティスも曲の裏話を交えつつしんみりした歌い方で、That’s how it isはアカペラに近い(ドラムとギターがかすかに聴こえる)歌でオーティスのボーカルの良さがはっきり分かります。曲が終わると足踏みと拍手に合わせてラップをしてそのまま次の曲に入ります。

All because of your love
ここでは男性コーラスが入ります。さらにまた冒頭のMCと同じ人が喋ったり、バンドメンバーの紹介を挟みます。(この曲に限らずバンドメンバー紹介でドラムと紹介されている人の演奏だけになるのなんか好きです)

Turn back the hands of time
ここからはいよいよクライマックスです!(レコードだとD面に入ります)疾走感ある演奏がものすごくワクワクします!冒頭のMCをしゃべっていた人も熱くオーティスの名前を連呼し、観客もそれに応えるように拍手をしながらオーティスコール!レコードで聞くだけでも胸が熱くなるのに生で体験したら感動で泣きそうです笑

Trying to live my life without you
オーティス最大のヒット曲です。ここでは原曲よりもかなりテンポを上げていて、つい曲に合わせて体を動かしたくなります!中盤ではではミッドナイトアワーを歌います。

I die a little each day
最後はI die a little each dayの本番バージョンです。1番の違いはギターにワウをかけてあることです。ただこれで終わりだと思ってしんみりしながら聴いていたら、書いていることを忘れてしまいました笑


ただでさえ内容の薄い紹介ですが今回はじっくり聴きすぎて書く方が疎かになってしまったせいでより薄い内容になってしまいました。アップテンポの曲では手を叩いて体を動かす、スロウな曲ではしんみりとした気持ちになって聞き惚れる。そして演者に熱い拍手を送る。音楽っていいなって改めて思わせてくれます。解説もオーティスの人柄、パフォーマンスともに絶賛しているし、歌詞もMCやアドリブであろう部分もきっちり書いてあってかなり熱意と愛を感じます。