見出し画像

スタッフ、ガッドギャングメンバー

スタッフとガッドギャングのメンバーを紹介します。情報はネット、本、ライナーノーツなどで調べ本人へのインタビューや信憑性のあるものを中心にまとめましたが誤りがあるかもしれません。
※名前をタップするとdiscogsに飛びます。

ゴードンエドワーズ

(1946〜)
ニューヨーク出身。子供の頃は野球選手を目指していたものの親のすすめでクラシックを学びその後ジャズ、R&Bに転向。1971年からレコーディングに参加。甲子園で有名なアフリカンシンフォニーのオリジナルでベースを弾いているのがゴードンです。スタッフ解散後はスタッフ2を結成しライブ活動を行い、1996年と2001年にはスタッフを再結成しています。歌うことも好きらしくヘタウマな渋いボーカルを聴けます。

エリックゲイル

(1938〜1994)
ニューヨーク出身。幼い頃からジャズが好きだったようです。友人の紹介でジョンコルトレーンと知り合い彼の家でジャムセッションを聞いたり、レッスンを受けたこともあったようです。その後医者を目指し進学するも卒業後は化学企業での勤務を経てプロのギタリストとして活動。しばらくはアトランティックやモータウンのセッションで順調だったものの(この時代どの録音に参加したのか詳しくは不明)、尊敬していたケネディ大統領、キング牧師、コルトレーンの死去や友人でありバックバンドを務めていたタミーテレルの死去をきっかけにアルコールに溺れてしまい、療養のためジャマイカに引っ越します。その後金欠を理由にアメリカに戻り活動を本格的に参加。(ジャマイカ時代も時々アメリカに帰って仕事をしていたようです)その後はCTIのセッションに多数参加。ソロアルバムも多数リリースしています。

コーネルデュプリー

(1942〜2011)
テキサス出身。ニューヨークにでるとエリックと知り合い、依頼の多かったエリックから仕事を回してもらっていたようです。その後キングカーティスのキングピンズに参加。あのフィルモアのライブにも参加。様々なアルバムのレコーディングに参加しています(なんとマイルスのGet up with itにクレジットが)70年代と90年代に数枚のソロアルバムをリリースしていますがファーストアルバムのティージンが個人的には1番好きです。愛用のパイプが似合う渋い人です

スティーブガッド

(1945〜)
ニューヨーク出身で幼い頃から音楽に合わせてものを叩くのが好きだったようです。幼少期からマーチングバンドで活動しつつもジャズドラマーのジーンクルーパの真似をしたりR&Bに夢中だったことが後にプレイスタイルに繋がります。アメリカ軍の軍楽隊に所属した後(YouTubeにはその時の映像が残っています)1968年チャックとギャップのマンジョーネ兄弟のグループでデビュー。この頃知り合ったチックコリアとマイルスのアルバムを聴きトニーウィリアムスのプレイに驚き参考にしたことであのスタイルが完成します。多くのセッションに参加し、ソロアルバムもリリースしているものの最近はエリッククラプトンのバンドの活動に専念しているようです。(個人的にはガッドのプレイとクラプトンのプレイの相性がいいとは思えないですが…)

クリスパーカー

(1950〜)
シカゴ出身。11歳で(12説も)プロの舞台でプレイし、19歳の時ポールバターフィールドのバンドに参加。始めはロックのセッションが多いですが70年代中盤からフュージョンのセッションにも参加。器用かつ上手いミュージシャンでバックバンドを務めたミュージシャンも多いですが影の薄い人です…

リチャードティー

(1943〜1993)
ニューヨーク出身。幼少期はクラシックを習い高校卒業後モータウンのセッションミュージシャンとして活動を開始。多くのセッションに参加しキーボードだけでなくストリングやホーンのアレンジも行っています。フェイザーをかけた鉄琴にも似た音のローズピアノプレイが印象的です。またゴードンと同じくヘタウマな渋い声のボーカルを取ることもあります。5枚のソロアルバムをリリースしています。

ジェームズアレンスミス
再結成時のキーボード奏者。マーヴィンゲイやアレサフランクリンのツアーバンドにいたほかスタッフ2に在籍したりロックシンガーのロバートパーマーのバンドやテレビ番組で音楽監督を務めていた他、作曲家としても活動しているようですが、詳しい経歴は不明です。左手の指が3本しかないにも関わらずそれを感じさせない力強いタッチが特徴です。

Mick Gaffney

Now!にのみ参加したギタリスト。discogsで調べてもクレジットが5枚しかないうえに情報が少ない謎のミュージシャンです。

アレックスフォスター

(1953〜)
サックス奏者でテレビ番組サタデーナイトライブのハウスバンドやミンガスビッグバンド、マイルスとクインシージョーンズのモントルーでのライブ盤、ポールサイモンのクレイスランドなどに参加。Stuff itにはホーンセクションとして参加した他Now!にはメンバーの1人として参加しています。

マイククラーク

(1946〜)
カリフォルニア出身。ヘッドハンターズには2作目のThrustから参加し他にもBrand Xというグループに参加。参加作は多くないですがパタパタとしたドラミングが印象的なドラマーです。

エディゴメス

(1944〜)
プエルトリコ出身。50年代から活動を開始し、ビルエヴァンストリオでの活動が有名です。スタッフ、ガッドギャングのメンバーでは唯一R&Bのセッションをしたことがなくフュージョンもチックコリアのものを除くとほとんどないと言っていいくらいです。
スティーブガッドとはチックコリアのレプリカントのセッションで初めて知り合ったそうです。

ロニーキューバー

(1941〜2022)
ニューヨーク出身。初期の詳しい経歴は不明ですが50年代の後半から様々なアルバムの録音に参加します。初期の参加作はジョージベンソンやドクターを名乗る前のロニースミスがいます。70年代中盤からはCTI、KUDUのセッションにも多く参加。さらにスタッフの3rdアルバムスタッフイットにはホーンセクションの一人として参加。その他にもフュージョン、ポップ、ソウル、ブルースと幅広いジャンルの録音に参加。ガッドギャングにはファーストの録音から参加していますが正式な加入はセカンドアルバムからです。