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「まったりソウルジャズ」Lou Donaldson. Alligator Bogaloo (1967)

このアルバムは踊る女性と彼女の顔のアップを重ねたジャケ写の印象が強いです。色彩もモノトーンではなく淡くカラフルなものでこの頃のブルーノートにしては異色なスタイルです。

メンバー
ルードナルドソン:アルトサックス
メルヴィンラスティー:コルネット
ジョージベンソン:ギター
(ドクター)ロニースミス:オルガン
レオモリス(アイドリスムハンマド):ドラム

Alligator Bogaloo
スローテンポでまったりとしいながらもグルーヴィな曲。ホーンやギターのソロの時のバッキングで鳴っているオルガンリフがかっこいいです。レオのドラムも音数は少ないけどグルーヴィでかっこいいです。

One Cylinder
この曲もスローテンポでグルーヴィかつブルージーに演奏しています。オルガンとドラムのリズムがとてもかっこいいです。

The Thang
シャッフルビートがかっこいいアップテンポの曲。ルーの歌うようなアルトソロが印象的です。

Aw Shucks!
ロニーのオルガンをメインにしたインストR&Bっぽい曲。ロニースミスのオルガンは他のオルガン奏者と比べるとあっさりしている感じですがそこがクセになります。

Rev.Moses
聴いているだけで楽しくなってくる歌うようなホーンとかっこいい速弾きオルガンが印象的な曲。この曲ではジョージベンソンのソロが印象的です。ブルーノートの全てのアルバムを把握している訳ではないので実際はそんなことないかもしれませんが彼がブルーノートのアルバムに参加しているのは珍しい気がします。

I Want A Little Girl
全員のブルージーでしっとりとした演奏が美しいバラードナンバー。こういう曲がアルバムの最後にくるといいアルバムを聴いたなってより強く感じます。

追記
面白いカバーを見つけたのでこちらにまとめてみました。