Santana. Caravanserai (1972)
1971年に解散したサンタナはバディマイルスとのライブ盤をリリース後メンバーを改めて録音したのがこのアルバムです。いままでのラテンロックではなくタイトルやジャケット絵や内側に書かれたパラマハンサヨガナンダの言葉も含めどこか東洋的なスピリチュアルなジャズアルバムです。
メンバー
カルロスサンタナ、ニールショーン:ギター
マイクシュリーヴ:ドラム
ホセエリアス、ミンゴルイス、レニーホワイト、アーマンドペラザ:パーカッション
グレッグローリー、ウェンディハース、トムコスター:キーボード
トムハレル、メルマーティン、ボブフェレイラ、ジュールスロウエル:ホーン
Eternal caravan of reincarnation
虫の鳴き声に東洋風のフリーキーなサックスがかぶさるイントロが印象的な曲。その後スピリチュアルジャズ風のウッドベースとパーカッション、エレピとギターが入る神秘的な曲です。
Wavas within
前曲から一転タイトル通り躍動感のあるロックナンバー。
Look up (to see what’s coming down)
ファンキーなベースラインと凶暴なワウギターがかっこいいファンクロックナンバー。
Just in time to see the sun
ラテンタッチのパーカッションが印象的なダイナミックなロックナンバー。
Song of the wind
深みのあるベースラインがかっこいいロックナンバー。サンタナのジョンマクラフリンに似たトーンのギターはボーカルにもサックスにも聴こえます。
All the love of the universe
フリーキーなシンセと轟音で左右に飛び回るギターとオルガンがスペイシーなイントロが印象的な曲。その後ウッドベースとカスタネットとコーラスが宗教的なパート、神秘的ながらもグルーヴィなパート、リズムはそのままオルガンとギターのアドリブがメインのパート、終わりそうでなかなか終わらない神秘的なアウトロと続きます。
Future primitive
エレピの不穏なイントロからアップテンポのパーカッションが加わりドラムが入ると少しペースを落とします。
Stone flower
アントニオカルロスジョビンの曲にカルロスサンタナとマイクシュリーヴが歌詞をつけた曲。スピリチュアルなインストナンバーが多いこのアルバムの中で比較的聴きやすい曲です。
La fuente del ritmo
ラテンタッチのピアノとアップテンポのパーカッションが印象的な曲。中盤ではニールとカルロスのギターがぶつかり合い、エレピやパーカッション、ドラムがハイテンションな演奏を繰り広げます。
Every step of the way
さまざまな楽器が暴れ回るジャズロックナンバー。