見出し画像

「ファンキーな煙」Ronnie Laws. Fever(1976)

4人がミュージシャンというヒューバード兄弟の弟でサックス奏者ロニー(他の兄弟はフルートのヒューバード、シンガーのエロイーズとデブラ)のブルーノートからのセカンドアルバムです。金卵ことファーストアルバムが有名な彼ですが本作もかなりの力作です。

メンバー
ロニーロウズ:テナー、アルトサックス、フルート
マーロンザマジシャン:ギター
ドナルドヘプバーン、マイケルヘプバーン:エレピ、クラヴィネット、シンセ
ナサニエルフィリップス:ベース
ブルースカーター:ドラム
ブルーススミス:パーカッション

3,5,8のみ参加
ウィルトンフェルダー:ベース
ボビーライル:キーボード
スティーブギターレッツ:ドラム
トニーベン:パーカッション

Let’s Keep It Togther
珍しい拍手イントロから始まる曲でファンキーでダイナミックなリズムの上でロニーが豪快なテナーを吹いています。

Fever
この時期らしいダーティーなアナログシンセやトークボックス、セクシーな喘ぎ声が印象的なジャズファンクナンバー。

All The Time
ディスコ受けも狙えそうな4つ打ちのファンクナンバー。後半のアナログシンセやクラヴィネットを重ねたパートはヘッドハンターズっぽい音です。

Stay Still (And Let Me Love)
スピリチュアルなメロウナンバー。この曲ではサックスとフルートの両方を吹いています。

Sturgglin’
メロウながらもファンキーなナンバー。この曲だけはジャズロックっぽい雰囲気もあります。

Captain Midnite
タメの効いたリズムがかっこいいファンクナンバー。この曲もトークボックスを使った不思議なサウンドです

Karman
メロウなバラードナンバー。オーヴァーダブでアルトサックスとフルートの両方を同時に吹いています。

Night Breeze
タイトなドラムとメロウなキーボードが印象的なバラードナンバー。

From Ronnie With Love
アップテンポのジャズロックナンバー。ソウルフルな激しさを通り越してフリーに足を踏み入れたサックスが印象的です。