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Bobby Womack And J.J Johnson. Across the 110th Street(1972)

今日はボビーウォマックとJJジョンソンが共作した映画110番街交差点のサントラを紹介します。映画は主演がヤフェットコットーとアンソニークインでマフィアの金を盗んだチンピラを追うみたいな話です。

このアルバムは何度か再発されていますが僕が持っているのはDeluxe edition版。いかにもボーナストラックとか入ってそうですがダイアログと映画の映像が2分入ってるだけでたいした特典はなかったりします。(しかも解説ではガッツリネタバレしてるのが残念)

(B)はボビーウォマックの曲、(J)はJJジョンソンの曲。ダイアログは省きます。

Across the 110th street (B)
哀愁あるファンクナンバー。クラヴィネットやワウのグシャっとした音が70s前半感あります。

Halem Clavinette (J)
タイトル通りクラヴィネットがファンキーな曲。

If you don’t want my love (B)
フォーキーかつラテンタッチのソウルバラード。ロンウッドもカバーしていました。

Hang on there (J)
ビッグバンドジャズとファンクを融合した曲。途中でロックなギターが入ったりと面白い曲です。

Quicksand (B)
疾走感あるナンバー。ソウルというより映画音楽っぽい感じです。

Harlem love theme (J)
クラシカルな雰囲気のジャズナンバー。個人的にはピアノがショパンの月光?(アリシアキーズがPiano&Iで弾いてたあれ)に似ている気がします。

Across the 110th street (J)
インストカバーで日本の2時間サスペンスとか戦隊モノの主題歌としても使えそうな雰囲気です。乾いたボンゴの音がかっこいいです。

Do it right (B)
ロックなギターとボビーの声がヘヴィな雰囲気の曲。

Hang on there (B)
ブルージーな雰囲気の曲。

If you don’t want my love (J)
インストバージョン。オリジナルよりも哀愁が増しています。

Across the 110th street (B)
一曲目のリプライズでテンポが上がりスペーシーなSEやビッグバンド風のホーンが追加されています。この曲はベスト盤に必ず入っているうえにジャッキーブラウンにも使われていますがそれらに収録されているものはサントラ盤とは別物です。

ブックレットの内側にあるポスター。とってもかっこいいですが本編にはないシーンらしいです。