Comin’ home baby

カミンホームベイビーはジャズベーシストベンタッカーが作曲した曲です。ノリのいいリズムやメロディ、アドリブの入れやすさが理由で様々なミュージシャンにカバーされています。

Dave Baily quintet
ジェリーマリガンやルードナルドソンと共演歴のあるドラマーが1961年にリリースしたアルバム。ベースでベンタッカーが参加しているのでこの曲を取り上げたと思います。ファンキー度は高くなくどちらかと言うとストレート寄りです。

Herbie Mann
おそらくこの曲の中で1番有名なのがこのハービーマンのバージョンでしょう。ここでもベースはベンタッカーです。

Mel Tormé
初めて歌詞をつけたのがメルトーメです。R&Bともジャズともポップスとも言える演奏です。

Quincy Jones
クインシージョーンズはビッグバンドでカバー。60年代中盤のクインシーらしくシャープかつダイナミックなホーンセクションを中心にしたファンキーなサウンドです。何とこのアルバムにもベンタッカーが参加。(曲ごとのクレジットがないのでこの曲にいるかは不明です)

Sergio Mendes
66結成前のジャズ寄りの演奏をしていた頃のセルメンもこの曲をカバー。後の時代と比べると同じミュージシャンとは思えないくらい泥臭いサウンドですがこれはこれでかっこいいです。(1968年録音なのでフールオンザヒルと同じ時期なのですがちょっと信じられないです)

Soulful string
リチャードエヴァンスプロデュースで演奏にチャールズステップニー、フィルアップチャーチ、クリーヴランドイートン、モーリスジェニングスが参加したシンフォニックソウルのアルバム。ストリングスがメインながらもしっかりソウルジャズしています。

Booker T. &The MG’s
フルートとベースのパートをオルガンが担当してギターは渋いブルースフレーズを弾いています。インストR&Bグループの彼らですがこの曲では完全にソウルジャズバンドです。