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Joe Sample, Ray Brown, Shelly Manne The Three (1975)

聴かずともファンキーな音が聴こえてくるような3人です。本作はダイレクトカッティング盤として作られ1stテイク、2ndテイク、普通のLP、両テイクをカップリングしたCDなどさまざまなスタイルでリリースされたいますが僕が持っているのは1stテイク収録の一般のLPです。

メンバー
ジョーサンプル:ピアノ
レイブラウン:ベース
シェリーマン:ドラム

Yernin’
オリバーネルソンの曲。オリバーはアレンジャー、作曲家として活躍していたものの本作録音の1ヶ月前に急死。その追悼の意を込めて演奏されました。ソウルフルながらも優雅にスウィングする演奏が印象的です。

On Green Dolphin Street
少し変わったスタイルのドラミングと力強いタッチのピアノが印象的な曲です。この曲は多くのジャズミュージシャンが演奏していますがその中でも特に好きな演奏です。

Satin Doll
レイのベースやジョーのピアノがリズミカルでかっこいい曲。ジョーのピアノもメロディは優雅なタッチで弾いていてその対比も面白いです。時々入るシェリーのソロがいいアクセントになっています。

Manhã Do Carnavl
黒いオルフェのカバー。優雅なピアノソロからリズム隊が加わり徐々にジャズとボサノヴァをミックスしたようなリズムが熱を帯びてきます。

‘Round About Midnight
ミステリアスなムードのベースソロから始まります。ジョーのピアノからは幻想的な美しさを感じます。レイのベースソロがアウトロです。

Funky Blues
ジャズというよりインストR&Bのようなファンキーな曲。アコースティック盤クルセーダーズといった感じもします。