Donald Byrd Black Byrd (1972)
今日はドナルドバードが1972年にリリースしたブラックバードを紹介します。ドナルドバードは元々はハードバップを得意としていましたが69年から電化、このアルバムでは自身の教え子(ミュージシャンの傍らハワード大学の教授もしていました)でジャクソン5のソングライターをしていたフォンスと電気技師でアポロ計画にも携わったラリーのマイゼル兄弟をプロデューサーに迎えファンクミュージシャンとして活動するようになります。
メンバー
ドナルドバード、フォンスマイゼル:トランペット、フルート、ボーカル
ロジャーグレン:フルート、サックス
ディーンパークス、デヴィッドTウォーカー:ギター
フレッドペイン:エレピ、シンセ、ボーカル
ジョーサンプル:ピアノ、エレピ
ウェルトンフェルダー、チャックレイニー:ベース
ハービーメイソン:ドラム
ボビーポーターホール、ステファニースプルール:パーカッション
ラリーマイゼル:ボーカル、アレンジ、ソングライティング
久々にメンバー紹介です。内容を聴かずともこのメンバー一覧を見るだけでその内容は最高です。
Flight time
ジェットエンジンのSEの導かれて始める曲。どっしりとしたベースに軽やかなアコースティックピアノとトランペットがかっこいいジャズファンクです。
Black Byrd
マイゼルらしい爽快さとはかけ離れたグルーヴィなファンクです。(どちらも同じくらいかっこいいです。)
Love’s so far away
タイトなリズムと軽やかに飛ぶようなフルートとエレピが最高のファンク。
Mr,thomas
左右に動くタイトなドラムとフルートがめちゃくちゃかっこいい曲です。デヴィッドTウォーカーも彼らしいワウを使ったプレイをしています。
Sky high
1番後のスカイハイらしいサウンドの曲(ひょっとしてこの曲がスカイハイの名の由来だったりして)
Slop jar blues
ウニョウニョしたワウギターがクセになる曲。
Where are we going?
メロウなファンクナンバー。この曲で終わってしまうのがもったいないです…
まだスカイハイらしさは少なくジャズとファンクが混ざりきっていない音ですがそこがむしろかっこいいです。LA時代のブルーノートやマイゼル兄弟関係のアルバムは好きなものが多いのでこれからも紹介していきます。