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The Joe Harriott Double Quintet Under The Direction Of John Mayer - Indo Jazz Suite(1966)

注記!
本作はギタリストのジョンメイヤーとは同姓同名の人物の作品の紹介です


ジャズというのはアメリカの音楽ですが優れたジャズミュージシャンが皆アメリカ人でアメリカだけが優れたジャズを生み出したかと言えばそうではなくアメリカで本場の人間と渡り合う者やアメリカ以外の国でその国の様式を取り入れたスタイルで演奏する者、自国を離れてもその文化を忘れずアメリカ人には思いつかなかったであろう新たなジャズを作り上げた者もいます。本作ではインド出身のジョンメイヤーとジャマイカ出身のジョーハリオットのダブルクインテットのコラボによる作品でインド、ジャマイカ、カナダ出身者がイギリスで制作した国際色豊かな一枚でインド音楽とモードジャズをミックスしたサウンドでジャマイカらしさはないですがアメリカのジャズと遜色ない出来。若干色物扱いされたりもしますが色物に分類するにはもったいない一枚です。

メンバー
ジョンメイヤー:ヴァイオリン、チェンバロ
ジョーハリオット:アルトサックス
コールリッジグッド:ベース
アランガンリー:ドラム
クリステイラー:フルート
パットスマイス:ピアノ
ディワンモティハル:シタール
ケシャブサテ:タブラ
ケニーウィーラー:トランペット

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インド音楽をベースに牧歌的でモーダルなジャズが展開されます。ドラムはスウィングしないもののベースはスウィングする不思議なリズムが面白いです。

Contrasta
グルーヴィなピアノとタブラの組み合わせが印象的な曲。ホーンはほんのりファンキーでチェンバロはチープな電子楽器のように鳴り響き、アドリブはモーダルでずっとシタールのドローン音が流れるアブストラクトな一曲。

Raga Megha
牧歌的な雰囲気のジャズラーガ。エキゾチックなフルートがいいアクセントです。

Raga Gaud-Saranga
一番ラーガらしい雰囲気の曲。シタールの幻想的な音色や速弾きヴァイオリンのソロが印象的です。ピアノやホーンソロの時だけははジャズっぽくなります。