War live! (1972)
今回紹介するのはファンクバンドのウォーが72年のライブ盤です。ウォーはもともと違う名前で活動していましたがアニマルズのエリックバードンが加入するとウォーに改名しサイケロックとジャズファンクを組み合わせたスタイルで活動します。しかしその後すぐにエリックは脱退、その後はラテンジャズファンクに若干の軌道修正をして活動します。
このアルバムは72年にシカゴでのライブを収めたもので、ジャズっぽいスタイルのラテンファンクで長尺の曲が多いです。音を聴かずともジャケットから熱い演奏を期待できます。
メンバー
レコードのライナーに詳しい解説がついています。ほぼみんなボーカルとパーカッションを担当しています。
ハロルドブラウンはドラム担当。趣味はクライスラー300の修理
パパディーアレンはパーカッションとボーカル担当。趣味は聖書研究とオートレース。クリフォードブラウンやディジーガレスピーとの共演経験もあるようです。
BBディッカーソンはベース担当。趣味は人間関係のディレクト(なんだそれ?)
リーオスカーはハーモニカ担当。デンマーク出身の白人です(エリックの舎弟をしていたけどエリック脱退後もグループに残ったようです。)趣味は絵を描くこと。
ロニージョーダンはキーボード、ドラム担当(パーカッションはやらないようです)
ハワードスコットはベース、ギター担当。趣味は人と知り合うこと
チャールズミラーはピアノ、ギター担当。趣味は運動と愛(愛ってどういうことだろう?)。
趣味を紹介ってアイドルっぽいです笑。
sun of son
まったりしたハーモニカとフルートから始まります。ワウギターとオルガンが入ると一気にテンポアップしてリズムもファンキーになります。その後もメドレーのように音を変えていきます。
The cisco kid
パーカッシブなファンクナンバー。ワウギターとワウベース、重たいドラムがかっこいいです。
sleppin into daekness
Slippin’ part2
3部構成でA面に20秒の短い1部、B面に2部と3部となってます。ラテン風のリズムのヘヴィファンクでボブマーリーのGet up stand upに似ています(どっちが先だろう?)
2部と3部の間のドラムソロの前とあとで微妙にリズムが変わるのが面白いです。(後半はボディドリーっぽいリズム)
All day music
まったりしたジャジーなナンバーです。
Ballero
軽めのラテンナンバー。フルートがかっこいいです。
Lonely feelin’
Balleroをテンポアップさせたようなナンバー。
Get down
20分越えの長尺ジャムです。だんだんテンポが速くなり、リズムや音がヘヴィになっていくのは聴いていて高揚感があります。
どの曲でもリーオスカーのハーモニカがいいアクセントになっています。知名度は低いですが演奏レベルはとても高く曲もかっこいいのでおすすめです。