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「E,W&Fによるメロウソウル」Deniece Williams. This Is Niecy(1976)

演奏はE,W&F、プロデュースはモーリスホワイトとチャールズステップニー。この時点で聴かずともいいアルバムだということは分かりきっていますがシンガーのデニースウィリアムスはスティービーワンダーのコーラス隊出身ということでキュートなハイトーンボイスが素敵な人です。そんな腕のいいプロデューサーといい演奏をするバンドといいシンガーが集まればいつもよりいいアルバムができるのは目に見えています。本作もLA録音のソウルを意識したE,W&Fサウンドとデニースの歌が素晴らしい一枚です

メンバー
ヴァーダインホワイト:ベース
フレディホワイト:ドラム、パーカッション
モーリスホワイト:ドラム、バッキングボーカル
アルマッケイ:ギター
ジェリーピーターズ:ピアノ、エレピ

裏ジャケのデニースさんの写真。声と同じくらいキュートな笑顔が素敵です。

It’s Important for Me
長めなジャジーなイントロがかっこいい曲。全体的にシャープかつタイトな演奏がかっこいいです。

That’s What Frends Are For
キュートなボーカルが堪らないバラードナンバー。ヴァーダインのファンキーなベースがかっこいいです。

Slip Away
ファンキーなリズムがかっこいいメロウナンバー。

Cause You Love Me, Baby
アースらしいほんのりジャジーな洗練されたバラードナンバー。他の曲以上にキュートなボーカルが堪りません。

Free
フリーソウル界でも人気の曲。ほどよくスピリチュアルでジャジーなメロウバラードですがリズムはアースらしいグルーヴでとてもかっこいいです。

Waching Over
アースらしいアップテンポのファンクナンバー。個人的には太陽神に収録されているSerpentine fireはこの曲を基にしている気がします。

If You Don’t Believe
ジャジーなソフトバラード。ミュートトランペット、ヴァイブ、静かなストリングスが印象的です。

ボーナストラックです

Free
シングルバージョンで曲時間が半分になっています。

That’s What Frends Are For
シングルバージョン。

Free
シングルバージョンですがこっちの方が1分ほど長いです

関連作

Serpentine fire収録

チャールズ、モーリスプロデュース、演奏はアース(一部)

同じくスティービーワンダーのコーラス隊出身。デニースもバッキングボーカルで参加。