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Jeff Beck. Wired (1976)

ジェフベックはブロウバイブロウをリリースした後マハビシュヌオーケストラにいたヤンハマーと組みます。このメンバーチェンジにより前作以上にテクニカルでロックのようなアレンジになりました。一方リズム面ではよりアーシーでファンキーなサウンドになっています。ジェフとヤンのぶつかり合いとテクニカルなフロントとファンキーなリズムという対比が面白い一枚です。

メンバー
ジェフベック:ギター
ヤンハマー:シンセサイザー、ドラム
ナラダマイケルウォルデン:ドラム、ピアノ
エドグリーン、リチャードベイリー:ドラム
ウィルバーバスコム:ベース
マックスミドルトン:クラヴィネット、フェンダーローズ

Led boots
ファンキーなリズムにのってジェフのギターとヤンのシンセが激しくぶつかり合う曲。

Came dancing
リズムを全面に押し出したフュージョンナンバー。

goodbye pork pie hat
チャールズミンガスのカバー。ジェフは泣きのギターと言われるようなフレーズを弾いていてギターファンにはたまらないプレイだと思いますが個人的にはマックスのフェンダーローズの美しさに耳を持っていかれます。

Head for backstage pass
ファンキーなイントロがかっこいい曲。ジェフは二つのギターを使い分けてコール&レスポンスのようなリードを弾いています。

Blue wind 
ジェフがリードとリズムギター、ヤンがドラムとシンセベースとシンセを担当する変速的な曲。リズムはかっこいいですがリードギターやシンセは若干くどいです。

Sophie
緩急のついたロックナンバー

Play with me
タイトでファンキーなリズムがかっこいい曲。ジェフベックにはヤンハマーもいいけどリズム隊の見せ場をもっとつくってあげれば良いのにと思ってしまいます。

Love is green
ジェフがピアノとベースをバックにガットギター、フォークギター、エレキギターを弾く曲。