見出し画像

Elvis Costello & Allen Toussaint The rivers in reverse(2006)

今日はエルヴィスコステロとアラントゥーサンの共演作を紹介します。半分はアラントゥーサンが過去に書いた曲のカバー。残りはエルヴィスとこのアルバムのために書いた曲です。2006年ということでハリケーンカトリーナに触れた曲の曲もいくつかあります。

メンバー
エルヴィスコステロ:ボーカル、ギター
アラントゥーサン:ピアノ、ボーカル
インポスターズ:キーボード、ベース、ドラムギター
ザクレッセントシティホーンズ:ホーン
ジョーヘンリー:プロフェッサー

On your way down
重たいリズムとノイジーなギターがかっこいいファンクロック。この曲はずっとリトルフィートの曲だと思っていました。

Nearer to you
アランがベティデイヴィスに提供した曲のカバー。ピアノもオルガンもニューオリンズらしさに溢れてます。

Tears, tears and more tears
リードーシーのカバー。ネヴィルブラザーズっぽいノリの曲です。

The sharpest thorn
祈るような雰囲気のバラード。ピアノの音が切なげです。

Who’s gonna help brother get furher?
この曲もリードーシーのカバーでリードボーカルはアラントゥーサン。軽やかなファンクビートとまろやかなアランの声がよくあってます。

The rivers in reverse
タイトル曲でエルヴィスコステロが1人で書いた曲。こじんまりとしたアレンジです。

Freedom for the stallion
世の中に疑問を投げかけると同時に神に救いを求めるゴスペル風の曲。現実逃避のために音楽を聴いている僕はこういう歌詞の曲は好きではないですが考えさせられるものがあります。この曲もリードーシーのカバーです。

Broken promise land
少しサイケなロックかと思ったらアランのピアノが印象的な切なげなR&Bになり、さらにロックっぽいファンクにと曲調がコロコロ変わる曲。

Ascention day
プロフェッサーロングヘアのティッピティーナを引用した曲。この曲もハリケーンに言及したような歌詞です。

International echo
ニューオリンズ風のリズムが気持ちいいR&Bナンバー。

All these things 
切なげなラブソング。エルヴィスコステロっぽいアレンジです

Wonder woman
またまたリードーシーのカバー。ノリのいいほんのりラテン風のニューオリンズR&Bです。

Six-fingered man
ノリのいいファンクロックナンバー。アランの弾く転がるようなピアノの音を聴くとちょっと安心します。

The greatest love
CDのボーナストラック。シンプルですがまったりと聴けるいい曲です。

Where is the love
配信版のボーナストラック。中盤に入るオルガンがジャジーなのがちょっと以外です。

初回限定盤には30分ぐらいの映像の入ったDVDが付いてきます。スタジオでの和気あいあいとした風景、録音メンバー紹介、ジャケ写の撮影、音楽のことニューオリンズのことについて語る二人を見ることができてとても面白いです。