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The pointer sisters. That’s a plenty (1974)

今日はポインターシスターズの3枚目のアルバムを紹介します。ジャズや古いポップス、ブルース、ファンク、カントリーとなんでもありのサウンドは始めは違和感がありますが何度も聴くたびにクセになっていきます。

メンバー
ルイズ、アニタ、ボニー、ジューン:ボーカル
Tom Salisbury:キーボード
Gaylord Birch:ドラム
John Neumann:ベース

Bangin’ on the pipes / Stam heat
早口ボーカルがミュージカルっぽくて面白いBangin’ on the pipes とスウィンギーでR&B風Stam heatのメドレー。

Salt peanuts
ディジーガレスピーの曲。アップテンポのソロを声で真似していることに驚きます。ピアノはハービーハンコックです。

Grinning in your face
ブルースシンガーサンハウスのゴスペルナンバーのカバー。ギターはボニーレイットという人(僕は知らないけどわざわざライナーに書かれているから有名な人のはず)らしいですがめちゃくちゃかっこいいポールジャクソンのベースに存在感を奪われています笑。

Shaky falat blues
オリジナルの曲でブルースとジャズの中間のような曲。

That’s a plenty/Surfet USA
前半はディキシージャズのカバー、後半は新曲ですがどちらも古いサウンドで違和感はありません。メロディがコロコロと変わるのが少しコミカルな感じがします。

Little pony
スウィングジャズのカバー。ここでもSalt peanutsと同じく ハービーハンコックのピアノの伴奏に合わせて演奏に歌詞をつけるボーカリーズというスタイルで歌っています。

Fairytale
ナッシュビルで録音されたカントリーナンバー。どんなジャンルであっても歌いこなして自分たちの歌にしているのは本当にすごいです。

Black coffee
ジャズのスタンダートナンバーのカバー。切なげなサウンドに合わせて切ない声で歌っていますがそこまで重くなっていません。

Love in them there hilles
ケニーギャンブルとレオンハフがローランドチェンバースと書いた曲。キーボードは三度ハービーハンコックですがこの曲ではポールジャクソン、ビルサマーズと共にヘッドハンターズ(アルバムの方)やヘッドハンターズの1stの時のようなアフリカンなジャズファンクを演奏しています。個人的にはYes we can can と同じくらいかっこいいと思います。