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Idris Muhammad. Power of soul(1974)

ジャズに変わりソウルやファンク、ロックが人気を集めるようになった60年代ブルーノートレコードやプレスティッジはそれらの要素を取り入れたソウルジャズのレコードを多くリリースするようになります。そういったレコードは未だにレアグルーヴとして人気がありますがそんなレコードにソウルフルなリズムを刻んでいたのが本作のリーダーアイドリスムハマッド(読み方イドリスだったりムハマドだったりムハンマドだったりしてわかりずらい)です。彼はCTIでも数多くのセッションに参加し多くのブレイクビーツを残しています。

メンバー
アイドリスムハマッド:ドラム
。:サックス
ボブジェイムズ:キーボード、アレンジ
ゲイリーキング:ベース
ジョーベック:ギター
ラルフマクドナルド:パーカッション
ランディブレッカー:トランペット、フリューゲルホーン

Power of soul
ジミヘンのカバー。タイトなリズムとシャープなホーンセクション、ジョーベックのざらついたギターがCTIらしくない混沌としたサウンドを作っています。

Piece of mind
ボブジェイムズの曲。前曲から一転CTIらしい洗練されたメロウナンバーです。

The saddest thing
ジョーベック作の曲。メロウなソウルジャズナンバーでいつもはエフェクターをかけてロックのような激しいプレイをするジョーがここではエフェクターを使わずジャジーなフレーズやソウル風のリズムを弾いています。

Loran’s dance
グローヴァーワシントンjrの曲で本人を初め多くのCTI、KUDUのミュージシャンがカバーしています。ホーンを全面に出したメロウなアレンジです。