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Dirty dozen brass band. Medicated magic (2002)

今日はダーティーダズンブラスバンドが2002年にリリースしたメディケイテッドマジックを紹介します。このアルバムではニューオリンズの名曲たちを多数カバーしているうえにゲストも豪華かつアルバムの雰囲気にあった人たちです。

※1ヶ月前にはSpotifyで配信されていましたが今見たら無くなっていました。なぜか気になります

Ain’t nothin’ but a party
オープニングタイトルはオリジナルナンバー。スーザホンを使ったベースがかっこいいです。

Walk on gilded splinters
ドクタージョンの1stアルバムのグリグリにも収録されていた曲。フリーキーなホーンで始まりますがクセの強いダミ声にマッチしたファンクナンバーです。

Cissy strut
ペダルスティールギター奏者のロバートランドルフが参加。オリジナルのメロディはそのまま音がぎっしり詰まった厚みのある演奏になっています。

Ruler of my heart
アーマトーマスのカバー(Pain in my heartの名前でオーティスレディングやローリングストーンズもカバーしています)でロバートランドルフとボーカルでノラジョージズが参加。素朴な雰囲気のジャズボーカルです。

Everything I do gon’be funky
リードーシーのカバーでドクタージョンがボーカルで参加。まったりとしたノリのファンクナンバー。

We got robbed
機材を盗まれてしまったことを題材にした曲でターンテーブルスクラッチでサイレンの音を再現しているのが面白いです。結局機材は一週間後に無事帰ってきたうえにこんなにいい曲ができたならラッキーかもしれません。

Junko partner
コルネット奏者のオルダラ(ラッパーのNASのお父さん)が参加。ゆるっとした陽気なニューオリンズR&Bです。

Tell it like it is 
アーロンネヴィルのカバー。ブルージーなアレンジのバラードです。(本人のボーカル入りで聴きたかったです)

Africa
ミーターズのカバーでアフリカ回帰を歌った歌です。途中でボブマーリーのGet up stand upのリフが入ってます。

Big chief
マルティグラが近づくとニューオリンズのいたる所で流れているそうです。そのうえこの曲を演奏した人をあげるのは数が多すぎて難しいです。ここでは軽やかに跳ねるドラムと転がるようなピアノが陽気なうえにホーンのソロがめちゃくちゃ熱くてかっこいいアレンジです

Lou mode
ここからはCD限定のボーナストラックです。フリージャズ色の強い曲。(カゼヒキみたいなザーザー音が入るのはちょっと…)

Somethin’ goin’ on
熱くワイルドなソウルナンバー。ボーカルも上手いとは言えないですが曲調によくマッチしています。