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モジュール化の最適化について

やりすぎると変更範囲の管理が大変。
やらないと似た様なことを何度もやることに。

最適化をするために考えていることをステップで書き出してみた。自分の思考のフローの整理も兼ねて。

①利用シーンのユースケースをできるだけ書き出す

大抵の場合、この作業に漏れがあり、最終的なモジュール化を行ったときに、なんとなくつかえないものになったり、現実に即さないものになる原因である。ユースケースの書き出し方は、箇条書きにしても良いし、UMLなどを使って書き出してもよいが、このステップに時間をとって、作業を行うことが非常に大切だ。

②再利用性が高いもの、頻出頻度が高いものを抽出

まずは、事実をベースに抽出や分類を行っていく。この時には、まだモジュールでまとめた方がよいかどうか?みたいな判断はいらないというのが私の意見だ。ここで抽出したものの中では、モジュール化を最終的にしない方が良いものも含まれている。ここでは、頻出頻度が高い=再利用性が高いとして、一旦抽出し尽すということを行っている。

③運用に現実的な分割範囲を同定

製品化のようなものをモジュール単位で考える場合には、このステップで最終的に分割するものを決める。運用に現実的な分割範囲というのが、実に曖昧な定義であるが、対象とするものによる。例えば、全体の構成のわかりやすさが重要なものであれば、モジュール化することでわかりやすいのかどうかということが指標になるし、作業性が重要であれば、モジュール化した際の弊害や影響が判断要素となる。また、コストのようなものが指標になるのであれば、モジュール化することによる、差異を再度見積もれば良い。

④適用前に、命名ルールを事前に考え尽くす

適応するものが見つかったら、それまでに命名ルールをしっかり考えつくすことは重要だ。モジュール化の別の目的としては、内部情報を隠蔽することが目的だったりもする。そのときに、命名ルールを将来の広がりも考慮して考えつくしておくことが重要だ。

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