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【芸人失格】第1話 〜I Was Bornの巻〜

1980年1月23日。

その日も、雪であった。(ググった。)

そりゃそうだ、青森だから。

僕が、生まれたのは青森県青森市という所。

本州の一番北。
県庁所在地の中では、
一番雪が降る市らしい。

りんごとねぶたとあぷたんで有名な町です。

青森『市』と言っても、
青森『市』の端っこなので、
実質、『村』みたいな感じです。

海と山に挟まれた、田んぼの中に、
家がポツンポツンあって、
スーパーやコンビニなんて、
そんな便利なモノは無く、
ちょっと歩いた所に、
ガソリンスタンドがあって、
子供の頃、それを見て、
「都会みたい。」
と思っていた。
トイレも子供の頃は、ボットン便所だったし、
今でもそういう家あるかもしれん。
高校時代の友達は、
自分の家に遊びに来る道筋を、
『この世の果て』と呼んで居たし、
大阪時代の元相方も、実家来た時、
「よくお笑いやるって発想なったな」
と言って環境にビックリしていた。

子供の頃の記憶だけど、
近所に馬が走っていた記憶がある。

いい言葉を使えば『のどか』って
言葉なんだろうけど、
『ザ・田舎』ですよね。

『都会』という存在は、
テレビの中の虚構みたいで、
凄い遠い存在に感じていた。

そこに、実家が酒屋だったんですが、
公務員で真面目で無口な『父』と、
おばあちゃんと酒屋を切盛りしていて、
天然?というか、トンチンカンな『母』と、
7歳離れてスポーツ万能、
足が速く、小学校の時とか、
市で1、2位とかだったんちゃうかな?
ラグビーで花園(全国大会)に出場したし、
お笑いを教えてくれたし、
間違いなく最初に憧れた人物である『兄貴』。
おしゃべり好きで
人とのコミュニケーション取るのが上手で、
面倒見が良く、スナック的な所のママみたいな事もしてた、5歳上の『姉』が居て、

生まれた時は、
幼稚園の時会うと必ず100円くれた
『ひいおじいちゃん』と、
あまり記憶に残って無いですが、
今後の人生に大きな影響を与える事となる
『おじいちゃん』、
そして、優しくて面白くて大好きだった
『おばあちゃん』が居て...

ミゾエ家の次男として生まれました。

子供の頃は、末っ子だし、
周りは大人ばっかりだったんで
早く大人になりたいと思っていました。

子供の頃は、1人で生きて行くと思ってたし、青森出たいと思って居たし、
大阪住みたいと思っていたし、
でも、子供だし、力もお金も無いし、
その準備の為に仕方無く
幼少期を過ごして居た気がします。

その辺は、
変に大人だったのかも知れません。

今は、青森が好きだし、姪っ子居るし、
帰りたいと思いますけど、
芸人時代は、
「売れるまで帰らない!!」
邪魔だとさえ思って居ました。

今は、故郷がある事、
帰れる場所がある事、
「ただいま!!」と、言えて、
「おかえり」って、
言ってくれる家族が居る事...

温泉あるし、
食べるモノ安いし美味いし、
女子可愛いし...

青森に生まれて良かった!!
と心から思って居ます。

つづく。

こんなんで、終わって良かったかな??

てか、『あぷたん』って何や!!

ユルキャラ??
知らんぞ!!
ググってみて下さい。

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