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金 明植展 希望と平和のメッセージ

福岡店では、2024年9月14日(土)-29日(日)まで、
「金 明植展 希望と平和のメッセージ」を開催いたしました。
会場は金先生ならではのカラフルな作品に彩られ、大変明るい
展覧会となりました。

会場の様子


会場の様子

今回は2019年の個展以来、5年ぶりの個展です。その間コロナ禍があり
海外への往来が制限される中、金先生の近況がお気になられていた方も
いらっしゃるかと思いますが、先生はとてもお元気です!

金先生の近況

個展は5年ぶりでしたが、先生とはコンタクトを取り続けておりまして、
昨年9月のKIAFソウル、本年6月の蔚山インターナショナルアートフェア
(UIAF)と、韓国で開催のアートフェアに出品いただいておりました。

UIAF会場の展示風景


スマホを触られています。インスタ投稿されていたのかも。
UIAF会場で取材を受けられる金先生

ブースには次々に美術館、ギャラリー、マスコミの関係者の方が
いらっしゃってご歓談なさってました。

また、今回はアートフェアアジア福岡(AFAF)2024の
会期内でもあったため、AFAF会場にも展示しました。


AFAF会場の展示 「Eastside-M Series」

交差する人々

「Eastside-MS10」

先生は2004年から一年間、アメリカ・NY州滞在のご経験があります。
そこで様々な人種がすれ違い、また交差する様子を描いたのが、
「Eastsidestory」シリーズです。


「Eastside-SE03」

人種の違う人々が肩を寄せ合ったり、ひしめき合ったり
している様子を「家」を擬人化して表現しています。
また、「家」は家族が最後に帰るところである、というお考えから、
「夫婦」や「ファミリー」を表現した作品もあります。



「Eastside17-KS01」
凍てつく夜に肩を寄せ合っているような・・・。


「Eastside-SP02」
こちらは子だくさんの大家族って感じですね!

作品はほとんどパレットナイフで描かれており、削れたり、かすれたり、
色を足されていたり・・・。
そんなところも経験を重ねてきた人間のような、愛おしさを感じます。

そして、今回の作品には以前と違う点がありました。
それは・・・、

「Eastside-MS05」を一部拡大

画面中央の「点」と「波線」です。

「Eastside-NOV8」

「以前の作品よりもっと多くの点と重畳された線を入れました。
その理由は、点は朝日に映る玲瓏たる朝露かもしれないし、または山や野原に咲くきれいなつぼみかもしれません。
重なり合った線は陽炎と雲霧です。」
(金先生のメールを一部抜粋)

パレットナイフで描かれた五角形の家、直線的な画面に
曲線や丸を入れて、穏やかで平和な世界を表現しています。

伝えたいメッセージ

人種の坩堝であるニューヨークは世界の縮図。
そこにはもちろん摩擦や諍いがあり、それでもいろいろな人々が相互理解を深めながら肩を寄せ合い生きている。
そんな力強いメッセージも込められています。

「究極的な目標はただ一つ、人類の平和と和合、そして希望です。」
(金先生のメールより抜粋)

金明植が描く作品には、「希望」が描かれています。

「金明植 希望と平和のメッセージ」は、昨日より
みぞえ画廊 東京店 にて12月1日(日)まで開催いたしております。
ぜひ、金明植が描き、願う「希望」をご覧ください。


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