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戦場のフーガ レビュー

なんて惜しいゲームなんだ



題材良し

キャラグラ良し

BGM良し

戦闘システムも個人的には良し



それでどうしてこんなに薄味なんだ……




子供が命を使う作品が好きなのとケモノが好きで結構楽しみにしてたんですけど、すごくすごく惜しい、というか、なんだか勿体無いゲームでした。

せっかくキャラクターの命を使うことによって敵を殲滅する事ができるソウルキャノンというシステムがあるのに

キャラクター達が薄味なんです。

これではまったく意味がありません。
子供達の命を使いたくないと思わせる事によってソウルキャノンを絶対に使わないぞ(もしくは絶対に全員ソウルキャノンしてその”子供達の覚悟”でシコるぞ)と思わせるのに
キャラクター達が薄味なのでソウルキャノンしても良いかな〜と軽いノリになってしまうんですよね。だってキャラにあんまり思い入れがないので全然悲しくないんですもん…(思い入れがないのでシコくもない)
まあ初回プレイは全員生存させたんですけど…

FE風花雪月というゲームを周回してキャラを生かしてみたり殺してみたりするオタクには物足りなさすぎる…
値段も開発に関わってる人数も全然違うってわかってるんですけど、でも去年プレイしたグノーシアは戦場のフーガより高くないけどめちゃくちゃ面白かったし…うーん。
せっかくキャラのビジュアルが良いのに…

そもそもストーリーがあんまり面白くないっていうのも問題かもしれませんね…

ストーリーでもあまりキャラ同士の会話や絡みがなく、基本的にナレーションによって進むので余計薄味なんですよね。

敵側に魅力も無い
ですしね…敵には敵の魅力があるじゃないですか…幻想水滸伝2のルカブライト様みたいな…敵側のビジュアルもめちゃくちゃ良いのに〜〜〜!!!本当にもったいない。
そもそもストーリーが短いのでそこまで魅力を出せなかったのかもしれませんが。
ストーリーだけで言うなら唯一ブリッツがちょっとだけドラマチックだったかな。(再加入しない可能性もあるらしいですね。普通に帰ってきてくれたので、今度は帰ってこないバージョンも見てみたい)

スチルとかいっぱいあってそれはすっっっっっっごい良かったんですけど…

まあ正直この際ストーリーが薄味なのは良いんですよ。
誰がぼくらの(ソウルキャノンの事です)するかわからないですからね、ナレーションを基本に進んで行くのも仕方ないのかなと納得はしてます。

だったらせめて支援会話(?)はもうちょっと濃い目にして欲しかった…

正直これに尽きますね…一番チカラを入れるべき所だったと思いますよ!!

いうて、薄いは薄いなりに最終章までやるとさすがに愛着は湧きました。
ジンとブリッツとハンナが好きです。




戦闘システム自体は好きだけど回数が多いとダレる〜〜〜!!!!

このゲーム全12章なんですけど、戦闘回数が多すぎる。
一回一回の雑魚戦でも(とくに危険ルートの方の敵)気を抜くと壊滅しかける難易度なのは良かったです。

でも敵(戦艦)の見た目もあまり代わり映えしないし、戦闘回数多い割にやる事は基本的に同じなんで、正直ながらプレイでしたね…
うんこちゃんの金ネジキとか見ながらやってました

でもやりごたえと大好きなBGMである轍に咲く花が聞けるボス戦はどの章も楽しかったです!


インターミッションで色々やるのは楽しかったです!

皆のしたい事を優先しすぎるとあんまり親愛度上げられないな〜とか
料理をしすぎると戦闘が楽になっても他のことが出来ないな〜とか
限られたリソースの中であれこれ考えるの好きなので
マップ入ってすぐの時は楽しかった戦闘がだんだん億劫になって眠くなった頃にある中間インターミッションとかボス戦前のインターミッションとかが楽しみでしょうがなかったです。

あ、これは個人的な要望なんですけど、野菜とか植える時に持ってる食材の数が見えるようにして欲しかったです…笑



総評

星5のうち星3ぐらいかなという感じです。
支援会話(?)が良くてキャラクターが立ってたら、ストーリーがおもんなくても星4ぐらいだと思うのにな〜…

ケモノが好きで子供が命を使う作品が好きなら手出してもいいかなという感じです。値段もお手ごろですしね。
個人的には轍に咲く花を聞く為だけに買っても良いです。
この曲にはそれだけの価値がある…

Switch版でプレイしたのでSwitch版のURL貼っておきますね。
SteamとPS4/PS5でも出てるよ!


さて、子供達全員ぼくらのする2周目の旅に出ようかな。
難易度爆上がりしそう。

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