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LIFE IS STRANGE2とかいう名作のプレイ記 エピソード5:狼たち

渓谷で一夜明かす兄弟。
ダニエルがショーンにぴったりくっついて寝てて凄く可愛い。
エピソード3〜4を経て、ダニエルの反抗期はようやく終わったみたい。

朝日に照らされた渓谷、オレンジ〜ピンク色に染まってて凄く綺麗。日が当たってない所は青色で、そのコントラストが素晴らしい。

ヘイブンポイントから出た兄弟たちは、カレンの住む砂漠のコミュニティ「アウェイ」という所でひと月ほど過ごしていた。
また母親と住める事になって、お互い少しずつ、歩み寄りを果たせているらしい。(ダニエルは純粋に喜んでいる)

ひとしきり遠吠えをして、荷物を片付けてアウェイに戻ることに。
もう、能力を使うことを怒ることもなくなった。アウェイではダニエルのチカラをみても誰も驚かないし、悪いことに使おうと言う人もいないらしい。
ここならダニエルはのびのび暮らせるなぁ。

渓谷をスケッチする。ダニエルにせがまれて荒々しいダニエルを描いたら、ヒーローというよりまるでヴィランだったけど、ダニエルはめちゃくちゃ喜んでくれた。(ダニエルの道徳によってここの部分の絵についての反応が変わる事を後に知った)

バッグに散らかした荷物を詰め込み終わると、ダニエルがサソリをいじめていた。遊んでるだけだよとの事。

わかる。言いたい事は。私の子育ては少し正しくなかった。

やめろと言ったけどダニエルはやめず、最終的にサソリをぽーんと放り投げた。私の子育てはry

アウェイまで降りてくると、ダニエルはジョアンの所に行ってしまった。
カレンのトレーラーハウスに「買い物に行ってるよ、パンケーキがあるから食べてね。」という書き置きがあって無線でダニエルに報告したけど、ジョアンとワッフル食べるんだって。1人でパンケーキ食べるか。
エピソード3〜4の反抗期ダニエルにいっぱい苦しめられたけど、やっぱりこうして自分から離れても大丈夫な所を見ると寂しくなってしまうね。
親は勝手だ。

カレンは見たことや経験したことの詩を書くのが好きで、色んなものや事柄を書き残している。
そういう所、ショーンとそっくり。
トレーラーの中を見ていると、この一ヶ月の間にフィンやジェイコブから手紙を受け取っていた。ジェイコブ、あげたお金でどうにか無事に妹と2人暮らせているらしい!よかった!サラの体調もよくなったって!

フィンは、とりあえずは刑務所には入らずにすんで、今はお兄さんと暮らしてるみたい。(お兄さん見つかって良かった!)フィンは誰も殺してないしね。
社会奉仕とかしなきゃいけない所を見るに、仮釈放みたいな感じ?
メキシコに着いたら連絡ほしいって。ショーンがいてくれたら、俺の落ち着いて暮らす土地になるかもしれないって。
フィンは、刑務所から出た時に新しい父親や兄貴を探したって言ってて、
本人はバイなんだろうけど、男に依存してしまう気(け)がある。男で救われてしまう男っていうか。だから根本の部分はゲイなんじゃないかなって思っている。
放浪癖があったフィンの終の場所に、ショーンがなれると良いな。
とにかくフィンがめちゃくちゃショーン好き好きって感じの内容の手紙。ショーンも手紙見て会いたいよ…って言ってて相思相愛すぎる。(スケッチブックでもフィンから手紙が来た事を喜んでいて可愛かった)

カレンのパソコンでずっっっっっと見たかったブロディのブログを見る事ができた。ライラのツイッターも。
ライラ、長い事落ち込んでたみたい。本当にごめんね…連絡した方が良かったのかな。でもようやく立ち直ったらしい。
ショーンとダニエルは最後までライラの友達だったよ。兄弟はライラを忘れないけど、ライラは兄弟を忘れて生きてくれ。辛いだろうから。

ずっと持ち歩いてたUSBの中もようやく確認できた。このUSB、エピソード1から持ってるんだけど、中身が確認できるのが最後なの、かなり”良い”。オタクそういうの好きじゃん。
中にはライラとショーン2人の写真、家族三人で写ってる写真があった。
エピソード3でずっと持ってたお父さんの写真を失くしてしまったので、USBの中にデータがあって本当に良かった。
いつか現像しようね。

アーサーとスタンリーに借りた望遠鏡を返す。
アーサーとスタンリーはゲイのふうふ。2人はゲイの風当たりの強さに疲れてアウェイに来たみたい。
良くなった、変わったとは言っても、まだまだ同性愛への偏見は強いらしい。悲しい事だ。
ショーンとフィンには、アーサーとスタンリーみたいなふうふになってほしい。

ゲイふうふとの会話が終わるとダニエルから何してたのー?という無線が。渓谷で星を見るために借りた望遠鏡を返してただけ。
ダニエルはアーサーとスタンリーがキスしてる所を見たらしく、恐る恐る「変だよね…?」と聞いてくる。
変だ!!と断定してない所が良い。まだ世間のクソみたいな偏見に染まってないって事だし、ショーンがバイになったのも、結構恐る恐るだったから。
自分のジェンダーを認めるのは、悲しいけどまだまだ現代では勇気がいる事なので。
そんなダニエルに堂々と「俺もフィンとキスしたけど?」と暴露する兄。性教育もバッチリです。
ダニエルはとにかくフィンを気に入ってるみたいなので、ビックリしてたけど、「全然いいよ」と返事。フィンが好きだったら教えて欲しかったな!とませた事を言うのが可愛い。

ジョアンの所にいるからおいでよ!とダニエルに誘われたので行く。
ダニエルはジョアンにめちゃくちゃ懐いてる。懐が広いからだろうな。カレンもジョアンがめちゃくちゃ好きみたいで、”好み”の血を感じてしまった。

ジョアンは芸術家肌で、アウェイにあるゴミで色んなオブジェを作っている。ショーンも芸術家肌なので、良い刺激になったんじゃないかな〜〜。
ジョアンは、今までずっと特別だって言われてたダニエル(ショーンもそう思ってるし)だけじゃなく、ショーンの事も特別な子って言ってくれて、嬉しかった。
そういう事を、誰かショーンに言ってあげてほしいとずっと思っていたので。ありがとうジョアン。
ジョアンは、ショーンとダニエル2人の力でオブジェを完成させてほしいって。のびのびと力をつかえるダニエルとの共同作業は初めてかもしれない。
ダニエルがこうやって作りたい!と言うので、のってあげる。
ダニエルの芸術性も育てないとね。
ジョアンはお手本通りに作らなくても褒めてくれた。好きだな。

カレンのトレーラーに戻ろうとすると、ダニエルが宝探しを持ちかけてきた。やったろーじゃない!?
これが中々に難しい。かなり時間を使ってお宝を見つけた。
宝を見つけるとちょうど良くカレンとデイビッドが買い物から帰って来た。
帰って来たカレンに、にこやかに話しかけるショーンを見て、自分の心の中で凝っていた何かが流れて行くのを感じた。

てかデイビッドって、あのデイビッド!?!?!?

まさかここに来て前作のキャラクターに会うとは。
私は、前作で最終的にアルカディアベイを犠牲にしない(つまりクロエを犠牲にする)選択肢を選んだので、デイビッドはあの後もジョイスおばさんと暮らしてるんだとばかり思っていたが、クロエが死んだ事によりギクシャクしてうまくいかなくなり、離婚したみたいだ。どぼじで。
でもジョイスと連絡はとりあってるみたい。それだけが救いかな
後々、デイビッドのトレーラーの中にジョイス宛の”出せないでいる手紙”を読んだら、まだジョイスのことを愛してるみたいで、時間が解決するといいな、と思った。作文になってしまった。

デイビッドと色々話して、大量の買い物袋をトレーラーに持って行く。3人分だもんね。
買い物袋を置いて、外のテーブルで休憩するカレンとポツポツこのアウェイについて話す。ここは正直、居心地がいい。ここにいたい。
カレンが家族水入らず3人で過ごしたいと言う。これから一緒に渓谷に行こうって。
ああ…………”フラグ”を感じる。
アウェイで3人で住んでいたかったけど、やっぱり、行かなきゃダメなんだろう、メキシコに。

渓谷のてっぺんで家族3人で会話する。カレンもメキシコに一緒にくれば、と誘う。
でもカレンは買い物に行った際に、警察がヘイブンポイントのことで自分たちを追ってる事を知ったらしい。
もうここから出ないと。
カレンは3人でやりたかった独立記念日の飛ぶ灯篭を持って来てくれていた。1日〜2日ほど早いけど3人でそっと飛ばす。
悲しいぐらいに美しく幻想的で、寂しくなってしまった。

次の日になると、カレンは警察の目を引きつけてあげると言い出した。
最後に母親らしいことをしたいって。そんな事しなくていい、とカレンの手を握るショーンを見て、私はもうすっかりカレンを許していた。ショーンが許しているからね。
でもカレンの気持ちは変わらないみたい。カレンすら犠牲にするんだ、絶対に、絶対にメキシコに行く。ダニエルと2人で。

自分たちが乗る車の整備をするカレンに見られないよう、こっそり手紙を書く。出だしは、「母さん」へ。

アウェイの皆に別れの挨拶をする。エピソード3の人達と比べてそこまでやり取りがあったわけでもないのに、すごく寂しい。皆優しかったし、ダニエルの力を受け入れてたし、キャラクターが濃かったからかな。

車に乗る前にカレンと話し込む。最後の最後で、素直に母さんと呼びハグするショーンでもうべちゃべちゃに泣いてしまった。これ、エピソード1の父さんともやったな、と思って。
発進する前に皆が出て来て手を振ってくれた。さようならアウェイ。
さよならだけが人生だ。

メキシコ国境の壁までに向かう車の中でダニエルの最後の憂いを聞く。
まだまだ不安はあるよね。お金だけじゃなくて、ダニエルはショーンと違ってスペイン語できないし。
大丈夫。大丈夫だからね。ショーンがダニエルに尽くすから。
スペイン語も教える、仕事も探して学校に通わせる。
狼兄弟は最後まで一緒だ。

エピソード1から長い事旅していたが、ようやく国境の壁にたどり着いた。
あとはこの壁をダニエルの力で壊して、エピソード5完



そんなわけないんだよな

このゲームですんなり行けた事、一度もない。
壁の一部を開けて車に戻ろうとすると、ダニエルが突然撃たれた。
なに!?なんなの!?頼むからこれ以上この兄弟を傷つけないでくれ。
国境警備隊かと思ったらただの自警団だそうで、愛国心だかなんだか知らんが、突然子供を撃つのはどうなの!?

あっという間に組み敷かれて麻袋を顔に被せられるショーン。ダニエルはショックで気絶してしまったみたいだ。
ダニエルの能力は、万能に見えるけど、本人の意識がないと使えないから、咄嗟のことには対応できないんだよね。

警察が来て、自警団は捕まった。な〜にが「警察と取引してる」、だ。ざまぁみそらせ。初めて警察に感謝しちゃったな。
警察官はショーンの麻袋をとって大丈夫かと聞いてくれた。
だけど、ショーンの顔を確認すると、わかってたけど、ショーンを捕まえてしまった。



気がつくと牢屋にいた。
同じ牢屋には、メキシコからの不法移民であろう夫婦も捕まっていた。
ショーン達のことを同じ不法移民だと思ってたみたいだけど、違う、逆なんです。兄弟はメキシコに行きたいんだ。
その返答に不法移民のメキシコ人夫婦がびっくりしてた。文明とか安全とか教育とか、色々な水準がメキシコよりアメリカの方が上なのかな。そこら辺はよくわからない。アメリカだって全然安全じゃないよ、と思ったが
旦那さんは、兄がギャングに捕まって殺されたからアメリカに逃げて来たらしい。
なるほど、たしかに、アメリカよりはメキシコの方がちょっとやべえな
(そういえばここのメキシコ人との会話、1〜2周目日本語吹き替えでやってた時はわからなかったけど、3周目英語音声でやったらスペイン語になってた。こまけー!)

メキシコ人夫婦と話してると、隣の牢屋に捕まってる自警団(笑)の女が話しかけて来た。ウルセーーー!!!!!!!!!!!!
お前の言いたいことも多少はわかるが、とにかくこいつにはダニエルを怪我させた恨みしかないのでウルセーーー!!!!!!!!!!!!
こうして人々は歩み寄りを忘れて行くのである。

警察官が来て取調室に連れて行かれるショーン。
報告書のファイルを読みながらショーンの顔を見て「マジ?」とか言ってる。

わかる。

うちのショーンがやった事と言えば、暴行、窃盗、強盗、殺人ですからね。
言い訳できん。わかる。
弟は無事らしい。医務室にいるって。
勝機が見えて来たな。病院じゃなければ、大丈夫だ。

案の定取り調べをしてると電気がチカチカとした。
これは、ダニエルがチカラを使う時になる。ダニエルが怒ってるのがわかる。
部屋の外で声が聞こえて警察官が扉に近づく。ショーンは一応、警察官のことを思って「扉に近づかない方が…」と警告するけども、手遅れだった。
ダニエルが扉を開けると同時に一緒に吹き飛ばしてしまった。

ダニエルがぎゅっとショーンを抱きしめる。ダニエルは泣き言の一つも言わずさっさと部屋から出て行こうとする。吹き飛ばした警官なんて目もくれない。
ダニエルは、なんか、もう、すっかり、大人になってしまった。

ショーンは一応警官の脈を確かめる。そんなショーンを見て「そんなのほっといて早く行こうよ」と言うダニエル。私の子育ry
まあ多分生きてる。多分。

牢屋の方を通って外に行こうとする。
さきほどのメキシコ人夫婦も外に出してあげた。それが良い事かどうか、わからない。違法移民の事は確かに難しい問題だと思う。アメリカに住んでない私がとやかく言うべき内容じゃない。
でも、ショーンのお父さんも移民だった。(不法かどうかは知らない)
だから、子供のためにって頑張ってる2人にはこの国で頑張ってほしいと思った。メキシコよりは安全なのは確かみたいだし。

もう1組捕まってる隣の牢屋の奴らはダニエルを撃った自警団だよ、とダニエルに教えると「いい気味」だと答えた。それはそう。
逃す選択肢が自警団にも出てたので、興味本位で逃すを選んでみたけど、ダニエルは「なんで!?こいつらは僕を撃ったんだよ!」と拒否。それはそう。

玄関に続く道で警官2人が拳銃を持って出て来た。
警察官を殺すという選択肢があったけど、いや!一応、まだこの人達は何もショーンにしてないので、どうにか気をそらす。最終的にロッカーをぶつけて気絶させた。誰も死んでないな、ヨシ!!!!

また車を盗んでメキシコに向かう。この警察署から近いみたいだ。

今日は皮肉にも”独立”記念日。ダニエルは「まだメキシコに行くの?」と聞くけど、アメリカから独立する。ここから出て行く。プエルトロボスに行く。その気持ちはもう、変わらない。
ダニエルとフィンと3人で幸せになるんだ。

国境の検問所には知らせを受けた沢山の警察官と、あの捜査官の女の人がいた。
投降しなさいとか私を信用してとか捜査官は語りかける。うるせえ。

ショーンはダニエルと改めて話します。
お父さんが死んだ時のこと、今までのこと。ショーンは自分なりにがんばった。そしてダニエルは、もう子供じゃない、と。
覚悟を決める、最後の選択がきた。

自首か、国境を超えるか。

兄弟狼の結末は。




国境越えだよ。




ここまで来て、自首するわけない。
ダニエルに、国境を越えることを伝えます。
ダニエルも覚悟を決めた顔をしてる。もう文句も言わない。
ダニエルは1人車から出て、警察官達を吹っ飛ばす。
警察官達が一斉に銃をぶっ放すけど、強くなったダニエルの能力の前では一発も当たらない。

ダニエルは全てを吹き飛ばすと車に戻って来た。ショーンはゆっくりと車を走らせる。
長い、長い旅だった。
兄弟ふたり、お互いの手をぎゅっと握りしめながら、国境を越えるシーンにグッと来た。




国境越えから6年後。

あれから兄弟は無事、プエルトロボスのお父さんの家についたみたいだ。
そこでショーンはお父さんと同じように、車の修理屋さんを開いていた。
すっかり成長して随分イケメンに育ったダニエルは、ショーンのスケッチブックを懐かしそうに眺めている。
すると、ガレージの方に居たショーンが拳銃を突きつけられて後ずさりしていた。
気づいたダニエルが即、ギャングたちを吹っ飛ばします。
チカラはなくなってないみたいで良かった。きっとメキシコでやっていくのに必要すぎるチカラだ。だから神様は、ダニエルにこの力を授けてくれたのかもしれない。
謎の力でふっとばされたギャング達は逃げ帰る。
ショーンはギャング達の置いて行った拳銃を金庫にしまった。こうやって強く生きているんだろう。
生きてメキシコに行くために、兄弟2人で本当に何だってしてきたし。
だからこれからも、兄弟2人で助け合ってメキシコで生き抜いて欲しい。

裏口から出ると、眼前にはビーチが広がっている。この場所、フィンの理想じゃないですか!?エンディングムービーにはフィンは出てこなかったけど、なんとなく、フィンもいる気がする。3人で仲良く暮らして欲しい。

兄弟は夕焼けに染まるビーチをみながら、並んで座ります。
ショーンがビールを取り出して、2人で乾杯する。
そして、ショーンは相変わらずお父さんにもらったジッポライターでタバコに火をつけて一服する。

兄弟はお互い肩を抱いてメキシコの海を眺める。



あまりにも美しいムービーだった。
平和に生きるには難しい国だけれど、今までのように、兄弟2人いればきっと生きてやっていけるだろうなと、力強く感じさせるエンディングだった。

私はたしかに、ダニエルを思ってたようには育てられなかったけど、兄弟が2人一緒に離れることなくいられるエンディングを迎えたいと思っていたから、これが私のハッピーエンドなんだ。
私も力強く胸を張ってそう言おうと思う。

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