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#1. 異業種・未経験からWebライターへの転職

こんにちは、まいまいです。

第1回目の投稿でもちらっと書いていますが、私は現在、自社メディアを運営する「株式会社Hayakawa」という会社でWebライターをしています。現在7年目なので、6年以上Webライターとして働いていることになりますね。

職場が10名くらいのこじんまりした会社ということもあり、振り返るとこの6年間で、書く力を磨くことはもちろん、採用や後輩の指導、業務委託の方とのやり取り、チームの運営など、さまざまなことを経験させてもらってきました。(現在進行形の部分も多数!)

ただ、日々の業務に追われると、これまでの仕事を振り返る機会もなかなかありません。
そこでnoteでは、その記録として、これまでの仕事やそこで学んだことなどを「Webライターの舞台裏」という連載でまとめていきたいと思います

また、これまでの仕事を振り返るなかで、自分が思うWebライターとして活躍するためのコツやポイントは何か、についても考えられればと思っています。

さっそく、連載1回目の今回は、異業種・未経験からWebライターへの転職について。私の転職体験談をご紹介します。

【体験談】
異業種・未経験からWebライターへの転職

私は現在の会社に、異業種・未経験から転職しました。
前職では、約5年間、額縁の販売や加工の仕事をしていたので、文章を書くことやWebとはほぼ無縁でした。

ちなみに、前職を辞めてすぐに今の会社に転職したわけではありません。
前職を辞めた後、海外留学したり、職業訓練や文章講座に通ったり…ということがあった後、今の会社に転職しています

職業訓練では、Webデザインを学ぶコースに通っていました。
ライターや編集関連の求人を見たときに、採用条件にWeb系のスキル(Illustrator、Photoshop、InDesignなど)が記載されているケースが多く、(当時、Web系のスキルが皆無だったこともあり)何とかWeb関連スキルを身につけたいと思っていたところで、職業訓練に行き着いた感じです。

職業訓練では、HTMLを学んだりもして、2~3人のグループでホームページを作ったりする課題もあったのですが、その際は率先して、ホームページのテキストやキャッチコピーを作成する作業を担当していました。

また、文章関連のスキルも身につけたいと、職業訓練と同時期に、編集プロダクションが主催する文章講座を受講。
この講座には、フリーライターやコピーライターとして実際に仕事をされている方や、仕事の傍らライターを目指している方などがいて、とても刺激になりました。

異業種・未経験からWebライターを目指す場合、経験者と比べると、どうしても実務経験の部分で差が出てしまいます。その差を少しでも埋めるべく、職業訓練や文章講座に通えたことは、スキルの面ではもちろん、モチベーションの面でも、ライター職に転職する上でとてもプラスになったと感じています
あと、こうした講座だと、受講の最後に何か作品を作るケースが多いので、そこで作った作品を中心にポートフォリオとしてまとめ、転職活動の際に提出したりしていました。

転職活動を本格的にスタートしたのは、職業訓練が修了するくらいの頃。
転職サイトもいくつか登録したのですが、当時の私とはちょっと相性がイマイチで、いろいろと使い勝手が悪かったので、ハローワークを中心に求人をチェックしていました。
(今だったら、転職エージェントを活用したり、SNSで仕事を探したりと、他にもやり方はたくさんあったように思います。)

そしてこの時、全部で30社くらい応募しました
ただ、職業訓練の時に「最低でも、年齢の数+5社以上は受けないと内定は難しい…」的なことを言われていたので、なかなか思うような結果が出なくても、精神的なダメージはそこまでなかったような気がします。

で、採用選考の際ですが、特に「①前職関連のこと」「②志望動機関連のこと」をしっかり話せるようにと意識していました。

①前職関連のこと
・どんな仕事をしていたか
・どんなことを意識して仕事に取り組んでいたか(+そこでどんな結果を出してきたか)
・大変だったことは何か。また、それをどうやって乗り越えてきたか など

志望する会社が前職と異なる業種・職種であっても、ビジネスマナーや仕事に対する姿勢・取り組み方など、「働く」ということに対しては、何かしら共通する部分があるので、その点をアピールしていました。

②志望動機関連のこと
・志望動機
・この会社で何をしたいのか など

特に志望動機に関しては、「志望理由+そのためにしてきたこと」をセットで伝えることを意識していました。要は、「前職を辞めてから、どういう経緯でこの会社を受けているのか」ですね。
私の場合、いくつか選考を受けるなかで、「前職を辞めてから、どういう経緯があってこの会社を受けているのか」の流れを、しっかり筋が通った形で伝えられるようになってから、次の選考に進めるケースが多くなりました。なので、やはり、志望動機をしっかり伝えることは、転職活動を成功させる上でとても重要だと思います。
※あと、”どういう経緯で”の部分で、その時々で自分がどう考え、どう行動してきたかを含めるのがポイントです。志望動機に厚み・深みやオリジナリティが出ます。

…と、そんなこんなで転職活動を進めるなかで、運良く今の会社と縁があり、Webライターとしての一歩を踏み出すことになりました。

ちなみに、採用を担当していた社長に話を聞いたところ、私を採用した決め手は、

・文章に変な癖がない
・素直で、書くのが好きということが伝わったから

とのこと。

この時の選考では、十数名の候補者がいて、最終的には、私と出版系のライターの方が残ったそう。ここから私が選ばれたのは、

Webライティングと紙のライティングでは、SEOや文章の書き方、構成に違いがあり、それを今後、吸収していくことを考えると、文章に癖がない方が良い。また、素直かつ根性もあると感じたから」みたいです。
(※「根性」の部分に関しては、前職の仕事に粘り強く取り組んでいた点を評価してくれたようです)

と、少し長くなりましたが、私の転職体験談を書いてみました。

私の体験談からもわかるように、その人にポテンシャルや書くことに対する熱意があると思ってもらえれば、異業種・未経験からでもライターに転職することは可能です

もし、(インハウスの)Webライターを目指している方や、かつての私と同じような状況にいる方がいましたら、ぜひ参考にしてみてください。

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