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おやすみの雑記

 何か書いてないと書けなくなる、という強迫観念から書いているなと最近気付いた。こんばんは渋谷です。
 今は比較的時間があり、出てきたゲラの控えを読み終えて「うーんどうするかなこれ……」と考えている段なので、手を動かす作業があんまりない。なのでこれを機会に、やり残していたことを消化することに時間を費やしてみました。大体1週間くらい。
 「あれ? 俺原稿提出してから何やってたんだっけ……虚無……?」ってなるのが嫌なので記録をつけているだけです。

1、新しい企画を考えてみた
 これは中々イイ感じ。少なくともA4ペラ一枚レベルのものを常に10個くらい溜めておきたいな~と考えていますが、今半分ぐらいは作れた。
 売れそう・確度が高そうだなというのが2本、これはどうかね? 聞いてみたいなと思うのが2本タネとしてできた。
 いわゆる「売れそう」と「書きたい」のバランスをどう上手くとるかがこの作業のキモであるかなと思うが、慣れてみるとなんとなく考えの作法が分かってくる。無理をすれば、1日1本くらいタネは作れるものだ。
 編集さんとすりあわせできる日が楽しみである。
 本当はバンドル版をこの休暇中に作りたかったのだが(漫画の1話ですみたいなやつ。いつか必ず作る)、設定を詰めないとこの辺りは無理だと悟った。組織とか世界の流通とか架空物質とかね。
 資料の読み込みがとにかく必要なので(この辺が一番工程で面倒で嫌い)頑張らないといけない。

2、たまってたもののインプット
 積み本タワーの終わりがみえない。半分は喰ったはずなのに次から次へと増えていく。一体どうなっているんだ。でもゲームから小説まで満遍なく喰えたと思う。もうちょい本読みに費やしても良かったな、とは思うが。オススメは以下の通りである。

ゲーム:FE風花雪月
⇒面白いんだけど1周が長い。毎週フリー出撃あってテンポがなあ……。
いやほんと面白いんですけどね。ベルちゃんかわいい。このゲームは多分関係性重視の女性客に良く刺さるんじゃないかなと思う。二部はアンテのGルートに似たものを感じた。

小説:オリガ・モリゾウナの反語法
⇒米原万里はいいぞ。エッセイの人のイメージがあった。面白くて驚いた

新書:教養としてのヤクザ
⇒最近のヤクザはタピオカ屋をやっているらしい。知見が得られて面白かった。暴力団関係はもう少し読み込まないと基礎知識が足りない。これも資料として読んでいた。

ラノベ:どうも、好きな人に惚れ薬を依頼された魔女です。
⇒ベタ甘なんだけど魔女のロゼちゃんが本当にかわいい。2019年下期で今んところオールタイムベストかわいいに入るキャラ造形。「へい」って返事がツボだった。すぐプロットの深読みしてしまうんだけど、この作品は嫉妬とかそういうの全部抜きにしてただ砂糖まぶしましたみたいな展開に終始していた。ごめんよお兄さんの心が汚れていた。そのままいってください。

映画:インターステラ―
⇒実はちゃんとがっつり見たことなかった。お恥ずかしい。今回資料に必要ということで、また流し見なんだけど見てみた。
 やっぱり考証がしっかりしているSFはおもしろい。特に強い重力場によって時間が相対的になることによる展開が白眉だ。この辺、まだラノベとかには落ちてきてない……というより落とせる人がいないのかなと思う。結構金脈ではないのかな? どうだろう。 

漫画:月曜日の友達
⇒周藤蓮さんに薦められて読んだ。最高だった。エモだった。全2巻。
同じ作者の『ちーちゃんはちょっと足りない』とかも読んでみたものの、こちらはそんなに刺さらなかった。きっと真っ直ぐな人の心が好きなんだと思う。最後の火木さんの「お兄ちゃん」のシーン、それから二人で手を繋いで跳んだ後の月野の独白は本当に良かった。ちょっと泣いた。
 ラストも、明確に描かないことで余韻が心地良い。
「中学一年生の男女が月曜日の夜だけ校庭で会う」という設定だけでここまで美しく心理が描けるものだろうか。うーん。悔しいぐらい面白い。

3、その他
 グランドシネマサンシャインに初めて行く。IMAX初体験でジョーカーを見た。IMAXまじでヤバイ。なにあれすごい。もうあれ以外で見れないよ。
 ジョーカー自体は社会派なんだねって感じだった。見習いたいのはシーンカットのうまさだろう。あれをラノベでやると多分誰もついてこれないぐらいの思い切りの良さ。あれはいい。映画以外では不可能ってくらいの豪快なシーン跳ばしの仕方だった。ここはうまいこと加工して自分の技術に落とし込みたいところ。

4、つるぎ関連
 大宮アニメイトでつるぎフェアの展示を見る。勇気をもらった。在庫はけてくれるとありがたいな~と思う。余談だが大宮ナポリタンを帰りに食った。言うほどではなかった。
 こなたのネタが何個か宙にういてるので、来週はこの辺に着手していきたい。とにかく自分で期限を切って描かないといけないな、と切に感じる。書く以外に上手くなる方法がないってのをひしひしと感じる休みだった。あんまり休むと腕も脳も腐る。
 現在は短編連作のこなたを手がけているので、これが終わればまた毎週連載やりたいな。追い込まれないと生きてる感じがしない。

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