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「新代田で会おうよ。」 町田直隆

2023年2月5日(日)18:30開演
@新代田Live bar crossing
¥3500(+1drink)

【出演】
髙橋レオ(ドン・タカハシ)/ 町田直隆
Live Drawing:近藤康平

このところライブに行く頻度がずいぶんと減ってしまい、そうするとなんとなく「行こう!」という気合いというか勢いが削がれてきたように思う。
まっちーのソロもしばらくご無沙汰してるなあという時に、この企画を目にした。
おお、近藤さんじゃん~成山くんやカミナリグモで何度か観たわ。たしかに彼らの音楽と相性がいい作風だけど、まっちーはどうだろ?? と興味を惹かれ予約を入れた。


わー、クロッシング久しぶりだ~
ステージのバックと上手側の壁面に、この日のイベントタイトルの入った近藤さんの絵が映し出されていた。
仕事帰りなのでお腹が減っていたのでフードを頼む。焼きおにぎりをスープにぶちこんで食べるやつ、熱々でおいしかった。お腹もあたたまっていい感じ。

さて。先攻がまっちー。
すごく久しぶりのはずだけど、ひとつも違和感なくカラダとココロに沁み込む声。
そして耳は音楽を聴いているんだけど、目は絵に釘付け。いやそりゃ当然かもだけど。いま思い返すと、ライブのイメージが全部近藤さんの絵に絡みついている。曲を聴きながら描きすすめられる絵は出来上がった状態のものをただ見るのと違って、その過程自体を味わっているんだなあ。
塗った色を滲ませたりドリッピングしたり、人物を描いたのに消しちゃったり。途中の絵と出来上がりで全然違ったりして面白い。色がキレイだなと思ってたのにざーっと拭き取っちゃって「ああ~~」と心中で残念がったり。
基本はファンタジックな作風なのが、“タオル”ではちょっとロックっぽいイメージの絵になって「ふむふむやはりそうなるよね・・・」などと思ったりした。

まっちーが歌い終わって、絵の中に人物がいるのを見て「これは私ですね?」と尋ね「あなたですね」と近藤さんが答えて場内が「フフフ」と優しい笑いに満ちたのがよかった。
この日は近藤さんの顔がよく見えて、描いている時にとても楽しそうなのが印象的だった。

お休みしている海北くんのことを想ってうたった歌“手紙(仮)”は、きっとみんな胸に迫るような気持ちで聴いただろうな。アタシたちも心配だし待ち遠しすぎてジリジリしてるけど、まっちーも同じような気持ちらしい。切ないわ。


後攻がレオさん。
拝見(拝聴?)するのは2、3回めかな。相変わらずマイルドなお歌でした。
歌い終わるたびに絵を見て「これは僕ですよね」と訊いていたけど、その度に「違います」って言われてた。しまいに「いいえ、これは町田さんです」って言われてたのは笑った~
最後まで描いてもらえなかったって嘆いてたけど、最後の曲はまっちー、レオさん、近藤さんの3人がクロッシングの屋上にいる絵だったよ。良かったね。MCで話してたとおり東京タワーとスカイツリーが見える夜景で、とてもすてきだった。

近藤さんとレオさんは以前にも一緒にやったことがあるそう。関係が構築されている分、レオさんに対して容赦ない近藤さんの返しが面白い。まっちーとも、もうちょっと気安い関係になったらどういう雰囲気になるのかなあ。3人ともまたやりたいと言っていたので楽しみ。

セットリストと“手紙(仮)”で描かれた絵 ↓


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