10年続けたTwitterをやめた
いきなり大嘘のタイトルだけれど、数を数えるのがとても苦手な自分らしいうっかりなので、そのままに。
ツイッターというのは賢いもので、アカウントを登録して利用を始めた日をきちんと覚えていてくれる。自分の場合は2010年7月29日で、つい先日のことのように思われるが、もう10年も前なのである。
10年……?
今年は2019年。東京オリンピックが2020年。つい先日まで平成31年。そして令和01年。ほらもう数えられなくなった。
ツイッターというものは便利なもので、うっかり記念日を忘れていてもきちんと教えてくれる。2019年7月29日の朝には、ハッシュタグ「#MyTwitterAnniversary」と共に「Twitterに登録した日を覚えていますか?」と問いかけてくれる。そしておしゃれな数字の画像をプレゼントしてくれる。
そう。9年経ったから「9」の画像を……!
生来が飽きっぽい性格である。ひとつのことを10年も続けたことがない。生活の基盤である生業ですら、ひとつの会社や組織に10年もの長いあいだ働き続けたことがないぐうたら人間なのだ。
そんな自分がなぜかツイッターはずっと続けている。
そりゃもちろん、楽しいからだ。苦痛を味わいながら同じことを10年もやるようなタマじゃない。楽しければ10年は続く。やればできるじゃないか! ツイッターを10年も続けられたことで、ボクはすっかり自信を持ってしまった。
もう10年も続けたのだから、そろそろやめてもいいんじゃないか? こういう結論にいたるのも、至極当然の流れだ。
というわけで、ツイッターを始めて10年経った2019年7月29日に、ツイッターをやめることに決めた。やめると決めたらずいぶん気が楽になった。いつのまにか、楽しかったはずのツイッターも、ちょっと負担に感じていたのかもしれない。あと何日でやめられる、と思うと、ワクワクして、指おり数えてその日を待つようになっていた。ひょっとしたら、ボクはもうツイッターを楽しいと感じていないんじゃないか……。いやいや、そんなはずはない。だってボクはツイッターが大好きなのだから。
でも、やめる。
当日の朝、「9」の数字を見て気付かされた。まだ9年しかやってない。今日から10年めに突入するだけってことだ。
あー。
ひとつのことを9年続けただけなのか。これまでの人生において10年続けたことはいまだにひとつもないってことか。どうしよう。あと1年頑張るか。
いや、もう限界だ。やめたい。これ以上ツイッターのことを嫌いになる前に、さっさとやめてしまいたい。
足かけ10年続けたTwitterをやめた
うん。これでいい。足かけって便利な言葉だ。もしかしたら足かけで数えると11年になるかもしれない。そのあたりの数えかたはやっぱりよくわからない。数を数えるのって、とても難しい。わかりやすいのはやっぱり、10年だな。10年ってことでいいよ。
そんなこんなで、ボクはツイッターをやめた。
すこし淋しくはあるけれど、やめるにはちょうどいいタイミングだったと思う。きっとこれからは、ツイッターをやめるのが流行ると思う。時代の先端をいってるんだよね。
xxx
※Twitterのことが嫌いになった理由については、またいずれ書く。かも。
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