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とびしまウルトラマラニック

12月10日(日曜日)
とびしまウルトラマラニックを走ってきました。

スタート時間が5時なので3時前には起床します。前日9時に寝ようとするが緊張で全く寝れない(*^_^*)
結局11時過ぎまで起きてました。

睡眠時間は3時間半、
コメントに
「今日は非常に疲れていると感じる可能性があります。」
って走る前からテンション下がります。

会場に着くとまず必携品のチェックを受けて
ゼッケンと参加賞のTシャツとマップを受け取ります。

1番不安だったのが補給食問題、普通に生活していてもお腹が空くのに終日走ったらどうなるのか、恐ろしいです:(;゙゚'ω゚'):

エイドは充実しているのは聞いていましたが走りながら固形物を食べた事がありません←練習しとけよって話ですがw
不安なのでザックにジェル3つ、ドロップバッグに容量の大きいジェルとカフェオレをイン。


参加者は500人程度なので特に混雑もなく着替えてドロップバッグと手荷物を預けてスタート位置で説明を受けます。

日中は季節外れの暑さになる予報で12月の早朝でもTシャツと短パンで寒くないです。

スタートまであと5分、改めて今から100キロ走るのかぁと少し不安です。

目標は12時間以内、明るいウチにゴール(日没は17時)です。
真っ暗ななかスタート、新鮮でした。

キロ5分半でいけるとこまでと作戦立ててましたが、スタート前にやっぱり序盤から
"ペース押さえて"作戦に変更しました、ブレブレです。
しかしこれが結果良かった。(後半80キロ以降結構抜かしました。)

スタートの号砲、渋滞ですがフルのときみたいに焦りはない、気合いは入れず脱力でのんびり走ります。

前を走るランナーのザックに付いているライトが赤、緑、青、紫と様々で点滅したりクルクル回っていたりとても綺麗でした、今度買おっ。

皆んなアドレナリンが出ているのかペース速いぞ、でも自分は冷静に。

6キロ地点 第1エイド
大浦集会所 
ここはドリンクだけだし、ランナーさん並んでいたのでスルー。

13キロ地点 第2エイド
出会いの館
みかん、パン、はちみつ入りレモンスカッシュ

はちみつドリンクと思って勢いよく飲むと炭酸入りでおもわずムセる、
エイドのチェックを怠った、自己責任です。

イーブンペースで攻めようと思ってたけど、橋へのアプローチ坂道、島の山道、ここ通るの?みたいな道であえなく断念。

18キロ地点 第3エイド
大地蔵集会所
島野菜味噌汁、紫蘇のおにぎり

このエイドを出たあとから後ろでペタペタ足音がする、まさかと思ってたら

ワラーチ( ゚д゚)
えっ100キロをワラーチで完走出来るの?
とおもってたけど、
抜かされたあと後ろ着いてくと
脚の筋肉も凄く綺麗で、直感でプロだとわかりました←なんのプロ?
ちなみにこの方僕より先にゴールされてます。

26キロ地点 第4エイド
見戸代 
干し肉おでん

このおでんは神でした。
味がしゅんでしゅんで、お肉は柔らかくてもはや歯が必要なかったです。
前日から用意して頂き感謝です。

第4エイドを出ると1度本州までの橋を渡ります。
ここはスライド区間、こっそり順位を数えていると大体50番目くらい。

前方に所々で止まり風景の写真を撮ってるランナー。
僕が抜かし、写真を撮り終えては僕を抜かす黄色いバンダナのお兄さん。
まるでインターバルトレーニングのよう。
この方とは50キロすぎまで抜かし抜かされを繰り返しました。

33キロ地点 第5エイド
海駅三之関
じゃこ天

噛み応えがあり腹持ちしそう。
まだまだ脚も内臓も元気です。

40キロ地点 第6エイド
上蒲刈島島開発総合センター
カレーライス

普段は食べ物は熱々が好きですが、今日はタイムも意識しています。
早く完食したい。
このカレー直前に鍋から注いでくれて熱々でした、バッチリ煮込まれて美味しかった。

46キロ地点 大エイド
大浦集会所 
イチジクのチーズサンドイッチ お菓子

ここで知り合いがサンドイッチ作ってました。ちょっと話して、お菓子をポッケにいれてドロップバッグからカフェオレとアミノバイタルを補給。

このカフェオレを飲むと子供の頃の土曜日を思い出します。
僕が子供のころは土曜日の授業は午前中だけでした。
完全休みよりお昼で帰ってそっから友達と遊ぶの楽しかったな。
脚は少し重いけどエネルギー切れの予兆は無し。

ここで下蒲刈と上蒲刈とさよならして豊島へ。
橋を渡るたびに登り坂、イヤになります笑

53キロ地点 第8エイド
豊浜まちづくりセンター
鯛のあら汁 おにぎり

あら汁は味噌ベースかとおもっていたけど、醤油と出汁?の味で塩分補給になりました。
写真は湯気で曇ってる。
次はまた橋を渡って大崎下島です。

62キロ地点 第9エイド
沖友スポーツセンター
柑橘ジャム&クラッカー。

あと38キロか〜
"フルより短いしまぁなんとかなるか〜"
と脳も疲労して自分でも理解不能な事を考えはじめました。

ここではジャムを山盛りについで糖分補給。
スタッフのおばちゃんたちが
「今から登る農道はえらいよ。」
と口々に。
マップ見たときに薄々感じてはいたけど60キロ走ってきて激坂登りたくないです(*^_^*)

会社の人が自転車のスタッフで参加してくれてましたがここで合流。
この先の坂
「サイコンで見ると斜度22あったよ。」
と角度なのか%なのか良く分からないけどその口ぶりからヤバいという事だけは伝わってきます。

気合いを入れてエイドを出ます。

坂道に入り登り初めて10mで心がポキポキに折られました。
僕の気合いなんてそんなものです。

写真ではキツさが分かりにくくてすみません、全部歩きました。

1度登るだけではなくて起伏のある農道、
下りも急で太ももの前側が泣いていました。

やっと平地に戻ったと安心したのも束の間、
海風が吹き付けます。
この先は御手洗の街並み保存地区。

この区間は走ってはいけません、
ゆっくり歩きます。

70キロ地点 第10エイド
PEACE company
お好み焼き

ここでは何人か椅子に座りぐったりしていました。ウルトラ前にアドバイスいただいた
"70キロからがウルトラ"の言葉を胸に刻んでいて良かった。

エイドを出ると中の瀬戸大橋、岡村大橋を渡ると愛媛県岡村島です。
この区間もスライドなので順位を数えてみるとたぶん40位くらい。

岡村に入るとまた会社の人がきてくれて一緒に喋りながら走りました、結構キツい状態だったのでこれはありがたかった。

そのとき撮ってもらった写真を見ると腰が落ちてキツそう、感覚的には白目剥いて走ってるようでした。


77キロ地点 第11エイド
姫子島神社
みかんバター餅 〜令和スタイル〜

生クリームの甘味とバターの塩味とみかんの酸味が口の中で広がる、今まで食べた事ない味で一瞬パニックになりました。
ネーミングも良い。
今大会のMVPです。

84キロ地点 豊小学校
とびしま汁うどん

あまり同意は得られないかもですが僕はこのコシのない呉うどんが好きです。
84キロ走って肉入りのうどんを食べる自分に驚きました。

序盤で会ったワラーチランナーはエイドでゆっくり食事を楽しんでました。
しかも走り出すと速い。
エイドで急いで食べて、走り出すと遅い僕とは正反対です笑

ここから豊浜大橋を渡り豊島に戻ります。
あと橋二つ、ペースをなんとか上げていきたい。
時計を見るともしかしたら11時間切れるかも、と欲張りました。

豊島では意地の5人抜き、
でも内臓疲労か気持ち悪くなってきて
第13、14エイドの食事は食べられなくドリンクだけもらいました。

長い大浦トンネルを抜けるとあと2キロ、
下り坂で足が痛い。
11時間切りはもう無理だったので振り絞らずに淡々と走る。
けどゴールの瞬間だけはちょっとペース上げる(カッコつけました)

ガーミンでは99キロチョイ、なんか気持ち悪いのでそのまま走って100キロにしました。

ペースと心拍はこんな感じ


心拍はほぼ一定、ペースは中盤以降下がり気味だけどそんなに極端ではない。
目標の12時間以内のゴールも達成出来たし初めてのウルトラにしては良かったと思います。

モーガンフリーマンの
「最高の人生の見つけ方」
という好きな映画がありますが
死ぬまでにやりたい事リストにウルトラマラソンを挙げる人もいるらしいです。

とびしまウルトラマラニックは制限時間が16時間あるので完走の難易度は高くないと思います。
100キロ走りたいとおもった人はぜひ〜。

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