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比婆山国際スカイラン

2023.5.28日 広島県庄原市で開催された比婆山国際スカイランに出場してきました。

庄原市は県北に位置し僕のイメージでは山、寒い、ヒバゴンです。

自宅から2時間30分かかるので朝6時すぎに出発です。


到着時(8時40分)には近くの駐車場は満車で少し離れた駐車場に車を停めました。
駐車場から受付までは歩いて5分程度、ゼッケンとレッドブルを受け取り体育館で着替えます。
しっかり日焼け止めを塗って、エネ餅を食べてアップをします。
平地がなく斜面だったのでアップは2キロで終了。
開会式まで周りを散策しました。

トトロが出てきそうなミニ森。
僕が走ったのはAコース18.5キロ。

開会式が済んでスタート位置に移動です。スタート地点を見るとゲレンデの中腹にあります。"えっスタートすぐにこのゲレンデの頂上まで走るの"と戸惑いましたが登りは200m程度でUターンして下ります。

山道に入る前に順位を上げておきたいので最前列に整列、スタートダッシュを仕掛けます。
登りきったところではトップ、しかし下りでは20人程に抜かされます。

スタート開始から猛ダッシュ、心拍は200。
1キロ地点でもう地獄、リレマラの練習の1キロTTの時と同じ感覚です。
早すぎる限界がきました、作戦失敗か?

スタート直後が最高心拍。

1.5キロ程で山道に入る、先頭集団はもう視界にいません。
ここからは伊良谷山まで約350メートル登ります。周りはブナ林、鳥の鳴き声がこだましてイイ感じですがそんな感覚に浸る余裕はないです。心拍は相変わらず180前後。

約100m下り次は毛無山山頂を目指します。
下りではバンバン抜かれる。
周りでランナーがコロコロ転がる。

トップランナーは下りが凄い速い。
ギリギリのところを攻めてる、転んだ方に大丈夫ですか?と声をかけても転がった勢いでそのまま走りだす。
下るというか落下。
ノーペインノーゲイン、安全に勝ちにいくなんて都合のいい考えはないと感じました。

谷から毛無山までの登りでさっき抜かれたランナーを抜き返す。

5.2キロ地点の毛無山山頂で給水があります。ペットボトルの水でした。
全部飲みきれない、その場で止まって飲むのタイムロスになる、悩む。
"ゴミ箱この先にありますか?"と聞くと
スタッフの方が
"そのへん捨てて、あとで拾うけぇ"
優しい、1秒迷ったけど結局止まって飲んだ、気持ちが嬉しかった。


ここから出雲峠まで200m下る、また抜かされる、この辺で自分の強みと弱みがわかる、
体格的に登りが得意、技術的に下りは下手。

出雲峠から烏帽子山山頂、比婆山山頂まで、約300メートル登る。
この辺は標高約1200メートル、ガスってるし寒い、自分はノースリーブで参加したけど登りを歩く人は長袖がおすすめです。

山頂と山頂をつなぐ道筋を走る、
山地の一番高い部分の連なりを走る、
周りには高い木がなく360°視界が開けている。

山頂からの景色はすごかった、今までこんな高い山に登ったことなかったので尾根の道に感動しました。

ここ(9キロ地点)から14キロ地点までは緩やかなアップダウン(といっても標高約100m下って100m上がるの繰り返しなんで楽では無い)
砂利道、たまにアスファルトもある地面の反発がもらえるとスピードも上がる

11.7キロ地点の立烏帽子駐車場に2つ目の給水所があります、水を飲んで竜王山山頂を目指します。
木陰が途切れ空が見えてくるとコース最高標高の(1256m)竜王山山頂です。
ここからゴール手前まではほぼ下り、
いつのまにか後ろにオレンジの人が着いてくる、足音が背後にせまる、
焦ってスピードを上げると足を思いっきり捻る、今までロードでも厚底に慣れていないとき捻ったことあるけど捻挫したことはない、大丈夫。
下りをこんなスピードで走ったことないくらいのスピードで走る、
後ろでガサッ、ズサーみたいな音が聞こえた、でも振り返る余裕はない、ごめんオレンジさん。

キャンプ場の駐車場からゴールまで200mくらいスキー場のゲレンデを登る、はぁはぁ声が出たのははじめて。
ゴール後はヨガの猫のポーズになりました。

スタートを突っ込むのはいつも通り。


ウォーク時間が15分もある。
2時間9分走って平均心拍170は自分的には攻めた。



レース中、登山されている方が道を譲ってくれて"すみません"と言うと
"いいんよ頑張って"と言われた。
自分もこんな大人になりたい
もう来年40ですが。

スタッフの方が名前で応援してくれて
ランナーの通過も無線でチェックして安全管理をしてくれる。
地域の方が熱い思いを持っているのがヒシヒシと伝わる暖かい大会でした。

結果は男子247人中14位です。
目標は上位10%以内だったので達成できました。
初トレイルの感想は
必然的に心拍を高くまで追い込める、景色が気持ち良い。
ただ怪我のリスクはロードよりもあるので気を付けなければいけない。
調べてみると近場では広島湾岸トレイル(108キロ)クマン100(160キロ)とハードなレースも開催されています。
今年はもう一度20キロ程度のレースに出てみたいな。




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