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Say “Thank you” !!

会社員人生の卒業を目前に控え、
突然に思い立って沖縄に来た。
一昨日到着。宿泊は、沖縄で一番好きな読谷♪
他にも好きな場所はいくつかあるが、
手配がギリギリだったため
レンタカーが借りなかったので、
結果として、あまり遠くにしなくてよかった。

沖縄はもう初夏の表情を見せていて
お日様のご機嫌がよければ陽焼け必至。
ただ、この数日の空模様は不安定で、
夕陽はなかなか拝めず。。。
しかし、風は何とも心地いい。

さて、昨日、残波岬公園で行われていた
「えんにち」と言うイベントに行ってきた。
今日はイベントそのものではなく、
そこで感じたことを。

写真は「えんにち」HPより

初夏の沖縄

コロナで大打撃を受けた観光地、沖縄。
徐々にとはいえ、回復基調にある観光業。
羽田空港は早朝から人で溢れ、
沖縄行きもかなりの混雑ぶり。

その流れのなかにあって、残波マルシェ用の
駐車場は驚くほどの長蛇の列。
何とか会場に入りこむと、
そこは大変な賑わい。
観光客よりも、地元の人、
島民というより移住者と米軍関係者が
お祭り解禁を待ってました!とばかりに
楽しそうに歩いていた。

敷地内にはたくさんテントが設営され、
さまざまなドリンク、フード、
地元の素材を使ったクラフト製品、輸入品、
などなど。
溢れんばかりの色、匂い、ことば、
そして笑顔。


生活の中の英語

どこも英語表記があるだけでなく、
話せる人がほとんどの店にいて、
英語発展途上の人もとにかく単語を連発して
必死にアピールする。
地理的に米軍関係者を相手にして成立する
ビジネスがたくさんあるので、
英語を学ぶ意義はとてつもなく大きい。

どこのテントからもThank you という声が聞こえてくる。商談!が成立してもしなくても、最後はThank you.😀 心地よく終わる。

『お客様は神様』論の誤解


最近ちょっと騒がしい
「お客さまは神さま」論議。
三波春夫さんのオフィシャルサイトで
その真意が説明されたということが
記事になるぐらい、誤解曲解勘違いが
横行している。

私の限られた海外の経験では、
ほとんどの国の人が、英語圏に限らず
『ありがとう』を連発する。
何かをお願いして期待どおりのことが
起こったら、どんな立場でも『ありがとう』。レストランでは注文したものが
運ばれた時に限らず、お水やメニューを
持ってきてくれた時も言う。
決して「ありがとう」をケチらない。

以前、異文化論のようなもので
読んだ気がするが、日本は外国と国境を
接していない数少ない単民族国家。
大概の国は国境をはさんで
他国・異文化・異民族と接している。
長いこと異民族と侵略戦争を繰り返してきた
歴史から、初対面の相手に接する時は、
『私はあなたの敵ではありません。
 仲良くしたいと思っています』
という意思表示が大切で、そのために、
握手やキス、ハグなどをするように
なったらしい。記憶はあやふやだが、
大筋はこんな感じだったと思う。

そして、何か自分のためにやってくれた
ことに対しては、どんな相手にも必ず
Thank you. 相手に敬意を表することで、
自分が相手の好意やサービスを受けるに
値するヒトであることを示そうとしている
のだそうだ。

それを知ってから、人々の行動を見ていると
そこらじゅうに Thank you と笑顔が
溢れていて気持ちいい。
そうではない場面ももちろんあるが、
誤った「お客さまは神さま論」を
振りかざして、上から目線で相手を見下ろす
ようなシーンには出くわすことはほぼない。

「Thank you」はタイミングも大切で、
そのためには相手をよく見ている必要がある。
少なくとも相手に無関心ではいられない。
この無関心ではないということ、
結構大事なんじゃないかと思っている。
人にThank you を言わない人は、
たいていの場合、周囲に無関心、
もしくは興味関心の対象がピンポイントに
絞られていて、それ以外は
アウトオブ眼中なのだ。

語学としての英語はできるが、
異文化体験がない(と思われる)人は、
これが身についていないようだ。
頭脳明晰で語学はできる、単語も
たくさん知っているし
相手の言わんとすることを
的確にキャッチすることができる。
でも、飛行機の中でクルーが何かを
持ってきてくれても、無語のままで、
相手の顔を見ることすらしない人を
何人も見てきた。
相手にとって、この人が最初の日本人体験
だとすると、日本人てどう映るんだろう。。
コトバができるだけに、変な印象が
植え付けられなければいいけどと、
余計なコトを考えたりする。

だから、必死の英語でアピールして、
笑顔でThank you を惜しまない人たちを
見ると、こちらの頬も自然と弛む。
だって気持ちいいじゃない!

口に出してThank you を言おう!

言葉はできた方がいいに決まっているが、
できなくても、相手の言葉での
Thank you を知らなくても、
自分のために何かをしてもらったら、
「ありがとう」を言おう! 
そうすることで、相手との関係がよくなるし、
その先の「何か」が生まれるかもしれない。
そんなことより何より、
その方が絶対に心地いいに決まってる!

最後は、読谷の名物?
ぽーぽーという黒糖を使って焼いた
シンプルなロールケーキ?
昔ながらの素朴なスイーツです。

浜辺のキッチン「もめんばる」のポーポー

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