多くの人ができないことをやる人間に。

最近、意識しはじめたことがある。

それは、人に何かをしてもらったときに、「ありがとう」だけじゃなくて、「こんなところがうれしかった」と細かく伝えること！

例えば

・いただいたお菓子、中からジャムが出てくると思わなかったからうれしいびっくりだったし、すごく凝ってて感動したー！おいしいお土産をありがとうー！こんなの選べるなんてさすがだわ！

・事務作業を手伝ってもらったおかげで、スムーズに私の仕事ができて、とっても助かったー！こんなにスムーズにできたのは、あなたのおかげ！！ありがとう！！！

みたいな感じ。

それは、思ってもないことを言って相手を喜ばせるとは全くちがっていて、思ってるのにわざわざ言葉にしなかったことを、きちんと言葉や態度にして伝えるということ。娘に対しても、言動でもっとたくさんのことを伝えることを心がけるようになった。

そもそも、これを意識するようになったのには、ある友達の存在がある。その子はこのnoteにもよく登場する子で、私に多大な影響を与えてくれてる人。私の持ってないものをたくさん持ってるから、人間としての成長を促してもらってると思う。

その子はいつも、「ありがとう」だけでなくて、どこが嬉しかったかをちゃんと言ってくれる。私のしたことが、もしくは私の存在が、彼女にとってどんな影響があったのかを伝えてくれるから、私の存在が役に立てて喜んでもらえたんだ！と知れることが、単純にすごーーくうれしいし、もっともっと彼女には何かをしてあげたくなる（だから、彼女は老若男女問わずモテるんだよね。それが全てではないけど、多くの人が不足感を抱えてもっともっと自分だけがいい思いをしたい、人から何かを受け取りたいと感じてる状況の中、彼女のように相手を立たせることが出来る人は稀有な存在で、だからこそ愛されるんだなあって見ていて思う。ほんとに、会ったらみんな、彼女のことを好きになっちゃうくらいなんだ。そんな彼女にとっての稀有な存在になれたといううれしいストーリーもあるのだけど、それはまた別の話で◎）

先日、友達何人かである街の散策をした。行く場所が数カ所あって車が必要だったから、私も自家用車を出した。

そして、その旅が終わったときに、彼女がみんなに提案してくれた。「車出してくれたから、うりちゃんに車代をお支払いしたい」って。

その、心遣いに、ほんとに泣いたんだよね…！！！

車を出すことってよくある。東京の友達は車を持ってないことが多いから。だけど、彼女はいつも特別だなあと感じていて、乗るたびにいつも「乗せてくれてありがとう」って言葉にしてくれる。乗るたびってのは、本当に、乗降するたび。1日の終わりとかでもなく。

だから、彼女のことは、彼女が望まなくても「車で送ってあげるよ」って言っちゃうんだよね。むしろ「ぜひ乗っていって！」って。

彼女との付き合いも、もう６年くらいになるのに、今になってようやく彼女のすごさを因数分解できたのには、この冬から学ばせてもらってる大東めぐみさんの存在がある。

めぐみさんから最近学んだ概念に、「相手を勝たせること」というものがあるのだけど、人間関係うまく行くコツは、とにかくこの、「相手を勝たせること」なんだろうなと最近ようやく分かってきたところ。giverやtakerという言葉はもう数年前からよく聞くようになったけれど、それでも実践できていたかと言うとそうでもなくて、「相手を勝たせる」という言葉によって、すごく腑に落ちた。

先日の「ひかりのアトリエ」の募集期間も、とにかく私は「見てくれてるみんなを勝たせよう」と思って、私の知ってることをこれでもかと詰め込んだ。しゃべりすぎて毎回無料セミナーの終わりには喉がカラカラになるくらい。

そしたら、なんと、たくさんの方が感想のメッセージくれたり、SNSに感想を投稿してくださったり…涙 自然と口コミが起こる状態になっていたことにまた感動して、「相手を勝たせる」って、それによってたくさんのフィードバックがもらえたり、喜んでることを知ることができたりして、ますます私も誰かを勝たせたくなる、そんないい循環を自分発信で作れるんだなあと体感できた。

めぐみさんはこうも言ってた。「多くの人は見返りを求めてる。さらには欲しい見返りを得ることができていない。だから、その気持ちを満たせる人はモテる。自分が相手にしてもらったことを、意識的になってきちんとフィードバックできる人が少ない」って。

たしかにそう言われてみると、自分が尽力したことに対して（場を用意したとか、人を紹介したとかでもそうだけど）相手に表現してもらえなかったりした場合。当たり前に受け取ってお礼の言葉が聞けなかったときや、例えばSNSに投稿したときに、私のことに触れてなかったとか。そんなとき、やっぱりちょっとガッカリする。いや、ちょっとどころじゃないな笑 かなりガッカリする。もう、この子は声かけないようにしようなんて思っちゃう。器せまいけど！でもほんとに、細かい言動で、割と今後の関係を決めてしまうところがあるんです私…笑

だからこそ、車代を払いたいと言ってくれた彼女の、いろんな言動は、光を放つし特別な存在になるんだなあって。

めぐみさんはこうも続けてた。
「人は、自分がやったことはずっと覚えてるけど、やってもらったことは一瞬で忘れる。だからこそ、それを逆のバランスにしてみなさい。やってもらったことを100倍に、自分のやったことは100分の一に。そしたら、多くの人とは違う人間になれるから成功するよ。成功するというのは、頭ひとつ飛び出ること。99%の人とは違う思考回路、行動様式を取らないといけない。」

これまでモヤモヤしてきたいろんな場面、それから、車代を払うと言ってくれた彼女にいつも喜ばされている自分を振り返って、それがめぐみさんの言葉によってくっきりと明確になった。

うん、特別な人間になりたいなら、他の人がやってないことをしなきゃいけない。多くの人が安心を選ぶ中で、挑戦を選ぶこと。多くの人が目立つことを恐れる中で、異物になることを恐れないこと。多くの人が現状維持を選ぶ中で、変化を選ぶこと。

私も、モヤモヤするような器の小さい自分から成長したいから、自分のしたことは忘れようと思うし、もっともっとは人のしてくれたことに意識的になってフィードバックしたいと思う。あー、私こそ、これまで相当たくさんの人の好意をスルッと受け取っちゃってたなー！たくさん受け取って、たくさん喜んでフィードバックして、私自身もたくさん与えていきたいな！

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