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次世代パッケージソリューション <#2018.12.21 業界向けコラム更新記事>

美容・健康業界でも、以前スタバのプラスチックストロー問題が隆起してから、社会的責任が求められるようになってきました。消費者も、合理的でサステナブルなパッケージを求めているいうところから、各バイヤーもそういった視点を求めてきているといいます。また、ある専門調査では、世界の52%の人が、サステナブルな消費決定はパッケージによるものだと感じています。

また、各ブランドは適正なバランスで費用対効果を考慮した容器メーカーにニーズを感じています。容器の重さを減らして内容量を増やし、また堆肥の代替とするなどを目的としていますが、費用対効果もしっかり考えなければなりません。消費者の購買意識についてはどうでしょうか。

通常、消費者は自身の好きな製品やブランドを瞬時に棚からみつけたいもの。しかし、あまりにパッケージが変わってしまっては、ロイヤルカスタマーが離れていく可能性もありえるでしょう。パッケージ変化に関する決定は、デザインも重要な要素であり、特に食料品のパッケージでは機能性を残した上で、衛生面や美的感覚も重視しなければなりません。一方で、美容製品は、サステナブルなデザインや素材が重要視されます。サステナビリティ先進国の欧米などでは、消費者も、ブランドが環境保全について指針を出していることを望んでいます。

美容ブランドでは、近年パラベンや硫酸塩などの添加物が全成分から排除されつづけています。業界目線でみれば、ナチュラル&オーガニックニーズが高まっているという証拠です。また、海洋汚染に配慮する目的で、国内外の企業でスクラブやピーリングに使用されるマイクロビーズの採用を禁止し、それらのパッケージにもサステナブルな要素が重視され始めています。そこで、数々のブランドが、竹やシーウィードなどの生物分解性素材を採用しはじめました。

パッケージ産業でも、サステナブルなソリューションを望んでいますが、企業と消費者がまずリサイクルや可能な限り堆肥利用するなどの意思決定の変化が必要になります。そして、長い年月をかけてさまざまな方法で実施され、還元されていくことがベストでしょう。

美容・健康業界での新しい視点。しっかり考えていく必要がありますね。

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