日本一分かりやすい「聞き方」の本
「超・聞き力」が届きました
福岡の仲良し、白梅英子さんの新著が海を渡って届きました。帯の優しい笑顔に心をぐっと掴まれてしまう人が続出しそうな表紙です。先日、福岡で開催された出版のお祝いに参加できなかった私にも、記念の八女茶のオリジナルティーバッグを添えてくれるというきめ細かい気遣いは、英子さんならでは。ありがとうございます!
帯を外すと、英子さんのイメージそのままの真っ白な表紙が現れます。スッキリしたフォントでタイトルと著者名が記されただけの表紙は、素っ気なさを感じさせず、上品さが引き出されたデザインです。英子さんって、ほんとうに引き算が上手! ほんの少し控えめに、でもきちんと主張して、相手に伝わるコミュニケーションのお手本のような英子さんだからこそ、この本が生まれたのも納得です。
「夢」という名前の屋号
英子さんは、人づくり組織づくりのコンサルティング「ル レーブ」の代表で、人材開発・組織開発のプロフェッショナル。本には、このお仕事を始めた経緯や20年間のチャレンジなども書かれていて、これからフリーランスで働きたいと考えている方には、優しい先輩のさりげないアドバイスが満載です。
それにしても、屋号の「ル レーブ」が淡いピンクの小振りのユリの名前だということを知らずにいたなんて、ごめんなさい。ル レーブのロゴが淡いピンクと白のユリの柄だってことも、今頃、気づくとはお恥ずかしい限り。本の表紙を開けた見返しの部分が淡いピンク色で、表紙の白とのコントラストも美しい仕上がり。相手の名前やロゴに込められた思いにもっと好奇心を発揮させなくてはと大反省です。
英子さんの好きな花の名前のLe Reveはフランス語で「夢」という意味もあり、たくさんの人が夢を叶えて輝くのを支えたいという思いとつながったというエピソードも、心に響きました。本には書いてなかったけど、ル レーブの花言葉は「貴重な人・希少」なんですよね。そう、英子さんのように生き方の引き算が得意な方は希少です。
また会いたい人の聞き方
「超・聞き力」の第4章では、英子さんがまた会いたいという聞き上手3人の紹介の後、また会いたい人の聞き方のポイントを5つにまとめてくれています。詳しくは、本を読んでいただくのが一番なのですが、以下の5つのポイントは、自然にできるようになっておきたいなあと思う大切な心得ですね。
1.ワクワクしながら聞いている
2.コトより気持ちを聞いている
3.オンラインこそ聞く姿が大事
4.教えてもらう気持ちで聞いている
5.質問は極めてシンプルに
実は、英子さんが紹介する3人の中に私も入れてくださっていて、大変恐縮なのですが、聞き手の中に「ワクワクと学びたい気持ち」が大きいと、場のエネルギーが高まるのを感じます。コミュニケーションは、お互いのエネルギーのやりとりでもあるので、聞く側になったときは、自分が場に与える影響により自覚的になっていたいと改めて思いました。
強みを活かす人
送っていただいた本のページを繰る度に、自身の強みをとても上手に活かして人生を楽しまれている英子さんに会うことができました。軽やかな筆致の向こう側に、誠実さと向学心があふれるこの本に、もっとたくさんの方が出会えることを祈っています。
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ちょうど、明日7月20日から、バンクーバーで国際ポジティブ心理学会の世界大会が開催されます。2年に1度の世界大会がリアルで開催されるのは4年ぶり。コーチングや組織開発の分野は、ポジティブ心理学の応用領域として親和性がとても高く、研究と実践の接続が進んでいます。4日間の会期は、日頃から活用している理論やツールの提唱者や開発者、実践者が、世界中から集い共に学べるまたとない機会で、1年前から楽しみにしていました。
ポジティブ心理学コーチングやポジティブ心理学における強みの研究の最新の動向などについて、今後のnoteでお伝えしていきたいなーと思います。
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