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奈良に行くなら[11]〜氷室神社編

近頃は「ゴーラー」や「かきごおりすと」なる言葉ができるほど、かき氷の注目度が上がり、通年でかき氷を提供するお店も増えました。かくなる私もあえて真冬にかき氷を食べ歩くひとりです。寒いのになんでわざわざ...と言われますが。はい。はい。おっしゃる通りでございます。真冬にかき氷だなんて、カラダ冷えますよね〜。それでも出向いてしまうのは、長蛇の人気店が冬場だと比較的空いているからなのですよ。

奈良にはそんな人気のかき氷屋さん、通年でかき氷を提供するお店が、かき氷ブームになる以前から多かったように思います。やはり氷の神さまが鎮座されているからでしょうか...。

5月に献氷祭が行われることでも知られる氷室神社。奈良時代に春日野に氷池や氷室が作られ、氷室の守り神が祀られたことが始まりだそうです。

ご祭神は、氷室の管理者であった闘鶏稲置大山主命(ツゲノイナギオオヤマヌシノミコト)、氷の貯蔵法を制定した大鷦鷯命(オオササギノミコト)=仁徳天皇、氷の貯蔵法を普及した額田大仲彦命(ヌカタノオオナカツヒコノミコト)、氷を作った神さまと氷を献上した神さまと氷を献上された神さまが揃い踏みです。

毎月1日に行われる氷献灯。氷の器の中で炎が揺らめく美しさよ。

↑毎年発行されるかき氷ガイドは必見! このお店は外せないよね、ここのお店も行ってみたい、新作メニュー食べてみたい...と、ページをめくるだけでも楽しい1冊です♪

奈良のかき氷巡りは氷室神社の参拝から。氷の神さまにごあいさつしておけば、かき氷も更に美味しくいただけるかも?

氷みくじ!

※追記:氷室さん秋の御例祭は興福寺南大門跡で行われているそうで。興福寺の鎮守である氷室の神さまが御渡りされる御旅所祭にも、いつか鹿ちゃんと一緒に参列してみたいものです。


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