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ある日のよもやま話

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そういえばさ〜、こないださ〜、と始まる何気ない話。日々の暮らしの中のちょっとしたトピックを綴ります。
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2020年9月の記事一覧

『赤いろうそくと人魚』というお話

4連休初日。予約していた銀座のお店に移動する途中でたまたま新潟のアンテナショップに立ち寄りました。店内の奥の方に置いてあった和ろうそくを見て、ふと思い出したことがありました。 新潟をはじめ、東北から信越にかけての寒い地方の伝統品としてよく見られるのが、絵付けをした和ろうそくです。雪で覆われる長い冬に、仏壇にお花を添えられないことから、ろうそくに花の絵を描いてお供えしたのが始まりだそうです。この絵ろうそくを見ていつも思い出すのが、小川未明が書いた『赤いろうそくと人魚』というお

人魚と月光

ドビュッシーの「月の光」がアンデルセンの『人魚姫』で ベートーヴェンの「月光」が小川未明の『赤い蝋燭と人魚』なんだな。 私の中では。

たかが焼売、されど焼売

スペシャリテがあるお店は強いですよね。 渋谷にあるこちらのお店『ミニヨン 坂ノ上』、移転前から伺っていました。2019年に『ミニヨン 坂ノ上』は金王神社鳥居脇へ移転、もともと『ミニヨン 坂ノ上』があった場所は現在、同じ系列の新店舗『焼売酒場 小川』として営業されています。 こちらのお料理、何を食べてもおいしいお店ではあるのだけれど、中でも玉子焼きと焼売が断トツに美味い! ダッチオーブンで焼き上げられた玉子焼きは、中心部はとろりと半熟の超厚焼き(なんたってダッチオーブンで