FileMaker Pro 19とダークモードとMBS Plugin

FileMaker Pro19がリリースて2ヶ月ほど。皆さんもう使われてますか? ダークモードにも対応して嬉しい!と思われている方もいるのでは? 私もダークモードで利用してます。目が楽ですよね、実際。

ライトモードとダークモード

どんだけ違うかと言うと、こんな感じです。スクリーンショットはデータビューアの編集画面です。上がライトモード、下がダークモードです。

スクリーンショット 2020-07-23 14.35.22

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MBS Pluginでカラリング

ところで、FileMakerの計算式はシンタックスカラリングされてなくて、見にくいですよね!ね!ね!(強引に同意求めてみました!) スクリプトはシンタックスカラリングされてますが、計算式はされていなので、ちょっと辛い。なので、わたしはMBS Pluginのお世話になってます。

MBS Pluginについてはこのブログがおすすめです。

ライトモードあるいは、FileMaker Pro 18 Advanced以前だとこんな感じです。

スクリーンショット 2020-07-23 14.48.52

テキストは黒、数字はパープル、フィールドは青、関数は緑です。()が閉じてない時は、赤く表示してくれます。これが便利なんですよ。わたし、計算式にもほとんどコメント書かないので、「Let開始(」「)Let閉じ」みたいなことはしません。なので、閉じてない時に赤文字表示はほんとに助かります。

でも、これがですね、ダークモードにするとこんな感じになっちゃうわけです。

スクリーンショット 2020-07-23 14.49.52

青見えなーい! 読めないんですよね。。。仕方ないので、シンタックスカラリング止めるじゃないですか、そうすると、MBS Pluginを入れた重大な理由の一つ、宣言されていない変数をアラートするという超大事な機能も止まります。これはすごい困るのですよ。FileMakerは関数やフィールド名などのオブジェクトを計算式中でチェックしてくれて、存在しないとエラーを返してくれます。(これは20年以上前からで超いい機能だと思ってます。) でもでもでも、変数名についてはスルーなんです! 一度宣言した変数名を間違えて書いても何もいいません。(変数名はおまけにCase Sensitive)、結果動作しないわけで、何度撃沈したことか。。。。それを未然に防いでくれる機能がMBS Pluginには付いているので手放せないわけです。

カスタマイズしよう

で、もちろん、MBP Plug-inはそれこそ6000以上の機能を誇るのでシンタックスカラリングについても、カスタマイズの手段は用意してくれてます。

MBS Plug-in SyntaxColoring

一瞬途方に暮れましたが、このうちのSyntaxColoring.AddTagを利用すればカスタマイズ可能でした。

計算式内のフィールドの色の指定は以下の通りです。4番目の引数が色の指定になります。私は薄いグリーンを指定しています。スクリプトの変数の設定あたりで指定すると、後から足したり直したりできます。

MBS("SyntaxColoring.AddTag";"Formula";"field color" ;"66cc66")

最終的にこんな指定を入れてみました。

MBS( "SyntaxColoring.AddTag"; "Formula"; "Hole"; "white" ) &

MBS( "SyntaxColoring.AddTag"; "Formula"; "field color"; "66cc66" ) &

MBS( "SyntaxColoring.AddTag"; "Formula"; "tilde variable color"; "white" ) &

MBS( "SyntaxColoring.AddTag"; "Formula"; "round bracket color"; "#00ff00" ) &

MBS( "SyntaxColoring.AddTag"; "Formula"; "square bracket color"; "yellow" ) &

MBS( "SyntaxColoring.AddTag"; "Formula"; "text color"; "white" ) &

MBS( "SyntaxColoring.AddTag"; "Formula"; "number color"; "66cc66" )

実際の画面はこんな感じです。配色については自分が緑すきなのでこうなってます。htmlとか他の言語の配色に慣れている方はそちらを参考にするといいかも。

スクリーンショット 2020-07-23 18.22.03

元に戻したい?

元に戻したい時は以下の計算式を実行します。MBS Pluginの初期設定にもどしてくれます。

MBS( "SyntaxColoring.FactoryDefaults" )

サンプルファイルについて

MBS Pluginをダウンロードすると、サンプルファイルもついてきます。ちょっととっつきにくいファイルですけど。。。。

Monkey Bread Software MBS FileMaker Plugin

Twitterにあげてた内容をもう少し細かく書いてみました。

2020/07/24 追記 設定用の便利ファイルの情報いただきました。

記事は公開してみるものですね! 良い情報をいただきました。fmSyntaxColorizer.fmp12というファイルが世の中に存在しているとのこと。早速いただいたファイルを開いてみてみると、カラーセットを保存できるし、英語名でどれがどのスクリプト状態だったのが、日本語名も確認できるというファイルです。いただいたファイルは個人で使われているものでしたので、元のファイルをさがしてみました。

こちらのサイトでFileMakerの便利ツールを公開されてます。

fmWorkMateというツールに以前は独立して配布されていたfmSyntaxColorizer.fmp12が含まれています。

fmWorkMateのダウンロードページ

カラーパレット一覧はこんな感じです。

スクリーンショット 2020-07-24 10.27.05

設定画面はこんな感じで、日本語環境でも動作します。"~"を使ったLet内変数の色設定にはまだ成功してませんが。。。。。。

スクリーンショット 2020-07-24 10.48.49

ファイルご紹介いただいたパットソリューションズの河村さん、ありがとうございました。

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