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#夏に会いにきた 初めてのコミケ参戦で出会った情熱と溶けた誤解

30にして始めて年二回のお祭りに参加して日焼けに苦しんだ深雪えるです。
暑さ対策に極振りしてうっかりしてた。

もうコミケあったの大分前じゃんってツッコミは受付けておりません。
リアルが何かと忙しくなかなかペンを取れなかったのです。
身体が闘争を求めてアーマードコアにうつつを抜かしてたとかではないですとも。ええ。

はてさて、最近もはや記事が版画関係なくない?って気がしてきたのですが、よくよく考えれば個人的な偏見かもしれませんが憧れのイラストレーターさん達は皆コミケという戦場を一度は経ているんじゃないかと思っております。

実際後述しますが今回もアールジュネスさんの版画展に出展してる名だたるイラストレーターさん方々が参加されていたわけですし。


タイトルにある件からですが、
実際私はコミケ会場から1時間程度の場所に住んで置きながら今までコミケは避けておりました。
欲しいものは友人に余力があればでお願いするかメロンブックスさんなどの委託で入手してたクチです。

理由ですが、単純にコミケって怖いとこな先入観があったんですよね。
徹夜勢やら始発ダッシュやらドミノ倒しやらをメディアが取り上げてますし、なんかそこまでの覚悟を決めてまで行きたいかと言われるとうーんって感じ。
まぁ今回もメロブ委託にお任せかなぁなんて思ってました。

そう。あの告知を見るまでは。


今回のコミケグッズのイラスト担当がなつめえり先生だったんです!

30歳になった年のコミケでこんな巡り合わせあるんか!?

そこから先は急げ急げとまさに急ピッチ。
コロナ禍からは午前入場はリストバンドを購入しないといけないので、まだ買えるところを探し回りとらのあなでなんとか確保。

なつめえり先生は当然として、えれっと先生やカカオ・ランタン先生、てぃんくる先生、ふーみ先生やすいみゃ先生など、版画からファンになった方々の行きたいブースを回るルートを模索。

この辺りで気づきました。

あれこれ憧れの方々に直でお会いできるんじゃんと。

なんだよコミケ最高じゃないか!(手の平ドリル)

続いて猛暑対策。せっかく行って買えなかったら目も当てられないので始発で行くことに決めて、4時間待機を乗り切るクーラーアイテムを買い揃え、かつてコミケ戦士だった友人に色々アドバイスを貰い(凄い助かりました。ありがてぇ。)、いざ出陣。


とまぁここまでホントに勢いで来たわけですが、やっぱりコミケちょっと怖いはまだありましたしまだ行ったことない人もそう思ってらっしゃる人もいるのではないでしょうか。

ここから体験からいくつか溶けた偏見を交えてコミケ初参戦の所感を語りたいと思います。
先に言っておくとコミケ会場は最高でした。距離とかの理由はともかく怖いが理由な方はそんなことないよってことだけでも伝わればいいなーって。

とりあえず恐がってた部分は全て杞憂でした。

まずもって始発ダッシュですがありませんでした。

きっと電車すし詰めで国際展示場駅ついてドアが開いたらお客様ミサイル発射!なんて想像してましたが全然そんなこともなく、何なら降りてから皆一定距離を開けつつせいぜいちょっと早足くらいの方が少々いた程度。

この辺はリストバンドといういわば事前チケット制になったからってのもあるかもですけど、マナー面は本当に何も不満ないなぁと思いました。
皆凄い真っ当にコミケを楽しみに来たって感じ。列ついても全然前の人少なくて、多分ですけど徹夜組と呼ばれるマナーガン無視の人はほぼ滅んだんじゃないかと思います。公式も徹夜組居なくなったって言ってましたし。

あと着いてからも会場も臭いみたいなのは気になりませんでした。よくコミケ会場は臭いなんて言われがちですがそんなこともなく。
まぁマスクつけてたからかもしれませんが、その辺のカードショップなんかのほうが気になる位。

客層もゴリゴリのオタク集団かと言えばそんなこともなく、ガチ勢半分くらい、もう半分はフツーの人。老若男女勢揃いって感じだったので、別に年齢や性別は気にならないんだなって思いました。

まぁ本当に暑さ寒さの対策は万全にしないとマジでヤバいぞというのは本当ですが。当日熱中症で倒れた人はちょこちょこいました。
ただそこ以外は気張るとこはあんまないかなーって感じ。

それより行ったメリットの数々のほうがよっぽど多かったので、恐いが理由な人は全然気にせず参加しましょう!

4時間の待機を経てインドアこじらせて病的に白かった肌が服部平次みたいになった頃にいざ開場!ここも走る人もなくまーじで平和。

早めの前の列ってのもあったかもですが皆急ぐこともなくご機嫌な足取りでにっこり


実は自分の買った午前入場とは別に30分早く入れるアーリー入場組があったわけでそっちがどうだったかは流石にわからないですが、本当に治安は思ったより良かったです。

皆4年ぶり位の入場規制のゆるい開催をきっと心待ちにしてたんでしょうね。今後もぜひこうあってほしいものです。

はてさて入場1番まずはなつめえり先生をはじめファンの方々のブースを回りお目当ての戦利品は無事ゲット。ひとまず安心。

気持ちに余裕が出たところで行くぞのきっかけになったなつめえり先生関係の数々のコラボに舌鼓。

オムライスとレモネード。これの時間は戦場を忘れることができます。
焼印のクオリティもさることながらワゴン車販売と思えないほどふわとろで美味しかった!
自販機にはなつめえり先生イラストのコミケドリンクがどーんと!来れてよかった感無量。

午後はせっかくなので目的を決めずにぶらぶらすることに。

いや本当にコミケって凄いですね。
鉄道関係のシマの隣でゲーム関係のシマがあったり個人制作とは思えないクオリティのラバーキーホルダーがたくさん並んでたり。

カンザリン先生あらと安里先生神楽めあさんが横並びになってるブースがあってなんだあの個性の蠱毒みたいな空間笑ったり。

共通点はやはりそれらに込められた情熱。ジャンルは十人十色ですが自分の癖を感じて!って位の勢い。
いわゆる同人誌だけじゃなくCDやサイコロ、ネタTシャツ専売なんかもあってサブカルの情熱露天市場って感じでした。


夜に光るサイコロ。おしゃれ!メーカー品かと思いました。
可愛いものから中二心を揺さぶるものまで
ボカロボイロもまだまだ健在!勝訴ミクめっちゃ可愛い。でも何に勝訴したんだ…

癖のテーマパークを存分に肌で堪能しました!
いやぁ。行ってみるものですねコミケ。むしろもっと前から行けばよかったなんていまでは思ってます。

たくさんの戦利品についてはまぁ私のツイートをご覧になって(ダイレクトマーケティング)いただければと思いますが、やはりコミケ限定のご褒美といえばこれ!

頒布物への作家さんからの直筆サイン!



カカオランタン先生
えれっと先生
なつめえり先生

なおサインはもらう時はちゃんとタイミングを見計らいましょう。
間違っても忙しいタイミングにお願いしてはいけません。
作家さんにも他の参加者さんにもご迷惑をかけないのが流儀というものです。

完売して少したったくらいとかがいいですかね。
あまり遅いと今度は撤収準備で忙しくなっちゃうので。
その頃にはえれっと先生やなつめえり先生は落ち着いてペン持ってサインOKよって感じで座ってたので声かけやすかったです。
まぁそれでも声かける勇気はいりましたが。

そんなこんなで結果からすれば大満足の初参戦でした。
一生に一度は行ってみるのもいいかもしれません。大人気の作家さんなんかは完売も早いですが、その場で目に入った知らない方々の思い思いの作品が何かしら刺さるのがまた醍醐味です。
それだけでも十二分にコミケは楽しめます。
やりたい事を全力で!って熱意を感じられただけでも行った価値はありました!

まだ世間的には笑いものにされがちで若干風当たりが強い?ような気もするコミックマーケットですが、行った人にしか伝わらない熱意みたいなものは確かにそこにありました。

ああいう自分の好きなもののパーティーを全力で個人個人の力で形作っていくっていうのは素敵なものです。

そうしてあそこからまた第2第3の版画作家さんがもしかしたら出てくるかもと思うとまた期待も高まりますねー。

新たにイラスト方面の楽しみが増えてワクワクしてます。
冬コミも都合があれば行きたいなぁ。

例にもよって長くなりましたがちょっとでもコミケ楽しそうだったんだなってのが伝われば嬉しいです。

9月からはそんな素敵な作家さんの新作が並ぶアールジュネスさんの神絵祭がありますのでご都合が合えば是非とも足を運んでいただければ!

ここまで読んでくださった方、ありがとうございます。
これでも3割ほど文章を削ったんですがそれでもこのザマですよ。
好きな事の話って止まらないですよね...。
コミケ参加者がやりたい事に情熱込めてやるのなら私はせめて共有したい素敵な出会いの事を拙い文章でもせめてここで全力で!

皆様の生活に彩りあらんことを。深雪えるでした。それではー。

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